赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20191015/5秒のために全てを賭す/ゲシュタルト崩壊タピ

息子の保育園の運動会だった。そもそもが体育館での開催なので予備日程なしの設定だったが、その当日というのが例の台風の土曜日。流石に無理となって急遽振り替えの調整が利いたらしい。関係者サンキュな。

 

3歳のときはずっと泣いてまともに競技やダンスができず、4歳のときは終始ローテンションで「つまんない」とスポーツ&行事嫌いの親(わたしです)に似たな!と驚いていたが、5歳になった今回はしっかりと競技もダンスもできて、運営を補助する係までこなしていた。こういうわかりやすいレベルアップが短期間に目に見えるから子どもは楽しい。こちとら年々レベルダウンしていく上にそれが徐々にすぎて自覚不能、真綿で首を絞められているような状態だからね。

 

ほぼ行事専用マシンになっている安物ハンディカムも大活躍。てかこのガジェット、あらゆる面がどう考えても運動会専用に設計されているとしか思えない。

 

ぼくも親の出る競技としてフォークダンスと父親リレーに出た。

フォークダンスは最初自分の子どもから始めて、相手が替わっていく。当たり前なんだけど、ヨソの子の両手の感覚って、ひとりひとり自分ちの子のそれと全然違ってるんだなあ、と感じた。ちなみにうちの息子の手はいつも湿っていてすぐiPadが汚れる。

 

父親リレーは別に頑張る必要も無いのだが、子どもたちは親のあまり見ない姿を見るのと、幼児と段違いのスピードで迫力があるのかそれなりに盛り上がる。いわゆる「イイトコ見せたいっ!」という、女性に対するそれは最早皆無になった感覚を思いだしながら出るのであった。

 

とはいえひと言で父親と言っても20代っぽい人から40後半くらいの半ジジイまで色々いて、土日はフットサルとかやってるよ的な人から健康診断で怒られまくってそうな人まで色々いるので、これは紅白チームの勝利はそのジジイ含有量で勝負の前に決まる。ぼくも多分平均より遅く歳も取っているほうだと思うのでケガをしない程度に全力を出した。幼児用の小さなトラックなので大人だと1周5秒くらいで走れる。この5秒に全てを出す。

 

……幸いケガはしなかったが、この5秒にフルパワーを出し過ぎて以降はもう大変でした。いま筋肉痛だし、帰ってきてからダウンして昼寝したし。やっぱり全力で頑張る必要なんかなかったのだけど、このたった5秒に全力を賭ける、みたいなのは人生で往々にしてありがちなことだし尊いことだったりもするのでなんとなく手を抜きたくなかったのだった。それこそスポーツ選手だってたったの何秒かのために人生を賭けて頑張っている人も沢山いるし、ナンパ野郎は射精の2秒のために生活を注いでいるのだろうし。いやナンパは尊いとぼくは思わないけど。

でもいよいよ「ソコソコ」で生きていかないとダメだとも思った。気持ちのままに動いたら本当にやばい。体がバラバラになる。

 

 

 

 

 

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お借りした小学校の廊下にあった。かみかみあえ、気になる献立。

 

 

 

 


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30倍ズームのビデオカメラを持っていたので、以前からウォッチしている看板がゲシュタルト崩壊しているタピオカ屋の看板を撮った。どうせ来年くらいに潰れそうだからそれまで続けようかなと。