赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20190502

ジーダブリュー連休唯一の泊まりがけ旅行として温泉に来ている。

東京駅は激混み、事前に新幹線を取っておいたが自由席は絶望的のようだった。E5系のやまびこで福島へ。

家族連れだと大規模温泉ホテルの二泊三日コースがベターである。ひとりの旅行ならボロい温泉宿や源泉掛け流しの湯にこだわっていきたいところだが、子供がいるとそうも言ってられないし、仮に連れて行っても誰も幸せになれないのでそういうのはひとりで行くのがいい。また一泊で済ませたこともあったがこれもまた誰も幸せになれないし休んだ気分にもならないので、少しヒマくらいが丁度良い。

 


若い頃は温泉宿のくせに温泉に加水したり塩素足したりあそこに泊まるのはバカしかいないのかと思っていたが、これは単なる客のターゲット層の違いなだけである。こういう大規模歓楽ホテルもそれはそれで子連れかカップルだったら楽しいようにできているのでいい面を見ていきましょうということだ。こういう温泉しか知らない人もまたちょっと寂しいけどね。

 


バイキング形式の食事は大好きでそのチョイスには自分なりの矜持があるのだが、子連れだと子供に食わせなければならないのでなかなか自分が吟味する時間がない。今回の食事はなんとなく敗北感を抱きながらのフィニッシュ。

大規模ホテルらしくロビーでは餅つき大会などをやっている。自分だけだったら1000%素通りだが、子供はそんなのでもとても楽しそう。多分長年の家族連れ客を扱ったノウハウの集積があの餅つき大会なのだろう。あ~バカバカしい、みたいなキレたナイフのように斜に構えたスタイルはもう捨てきったので、ペッタンペッタンと一緒に歌いながら子供たちについてもらった餅は美味かった。ただ同じくそういうホテルでありがちな三味線披露みたいのはマジで興味がでない。それはスルーして部屋に帰った。

 


大規模ホテルの醍醐味は20年以上前から稼働しているゲーム機のコーナーや誰が買うんだというラインナップの謎の土産屋、いつ行く暇があるんだというカラオケコーナーやバーといったところだが、それぞれにそれなりに繁盛している。「ひとり旅なんて何が楽しいの」と言ってる層が利用するのだろう。そういうのも否定しないが、別の楽しみ方もあっていいよね。

 

この間男だけで6人くらい集まって湯沢の温泉ホテルに一泊したが、あれでわかったのはそのメンツで集まってひと晩過ごすのが楽しいのであって、それがどこの温泉であるかは別にどうでもいいということだ。極論温泉ですらなくていい。これぞ歓楽温泉の楽しみ方。ただ、だからこそそういう温泉地が寂れてるのだろうけど。

 


部屋で就寝するとき、5歳の息子が「照明が暗すぎる」「なんか音がする」などと臆病な面を見せて泣きそうになっていた。子供を二人もってわかったが、デフォルト設定の怖がりとか強気とかの性格、要は「個性」はやはりあって、良い悪いでなくそれを理解してあげる必要があるということ。大人になるにつれ性格の補正は可能だろうが、デフォルト値は振れ幅がある。うちの場合娘はかなり強気だが、息子はかなり弱気。息子の納得する照明の感じにしてやったら10秒で寝た。

 

 

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誰が買うのかわからないお土産