赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20190707/奈良駅前・桜井駅前さんぽ

奈良を散歩してきたのでその記録。

以前だったらこっちのブログに店を中心に書いたりしていたが、店の紹介らしい紹介が無いのでそういう場合は日記が都合良い。

 

奈良は見どころが少ないと勝手に思っていて、過去も何度か訪れたことはあるがあまり楽しかった記憶も無かった。でも今回はかなり良かった。

 

nipponnostalgie.hatenablog.com

以前は静観荘に泊まりましたね。

 

 

 

 

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椿井市場はいつか何かのブログで見て宿題にしていたエリアだった。こういう屋内ストリート商店街スタイルの○○市場とか○○商店街、全国に見るが、ほぼ寿命が近いように思えて、なるべく見て回っている。この間も滑り込みで鴻池商店街を見ることができたが、その後すぐ解体されたようである。

 

 

 

 

 

 

 

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こんな感じだが、とはいえちゃんとお店が生きてる区画もあって、美味そうな中華料理屋もあった。お腹が空いていなかったのでやむなくスルー。

 

 

 

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全然関係無いけど奈良の商魂がプンプンにおってくるエリアで見かけたエイジドカレー、多分外国人観光客に通じないんじゃないかという気がする。

 

 

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ツバメ。益鳥なのであちこちで愛される風景だけど、実際巣を作られたほうはフンでめちゃめちゃ汚れるしタマランかもなー。

(そしてこの写真はiPhoneでなくRX100M6だからこそ撮れた)

 

 

ここからは桜井線に乗り、桜井駅に移動する。まほろば線とかいう愛称の付いた桜井線はいかにもローカル線という趣が強く、本数もガクンと減る。本当は天理にも寄りたかったのだが思ったより気温が高く、体力が持たない気がした。桜井に行く理由は特に無く、単に地図で見たとき近鉄で名古屋まで抜けられるとわかってこのルートで行こうとひらめいただけなのだ。こういうのは思いつきでいい。

 

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そして最初に結論を書くと桜井はとても気に入った。多分敢えてまた行こうとはまず思わないと思う(少なくとも東京の人間で、わざわざ縁もゆかりもない奈良の桜井に行ってきました!という人いないんじゃないか)が、とても満足いく時間を過ごせた。

 

 

 

 

 

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赤ちゃんの店。Twitterにも貼ったけど、すごく良い。

 

 

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隣の異様に首の長いトラ、魔法少女に仕えてるけど口が悪いタイプ。

 

 

 

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いつ頃までこの店が本来の子供服屋として成り立っていたんだろうなーと想像したりする。そういう「近い昔」の想像が楽しい。江戸時代とかまで行ってしまうとぼくは想像が及ばず興味が薄れてしまうので、こういう昭和30〜50年代くらいまでが丁度良い。なのでコレ怖いとかはあまり思わないな。

 

鉄道ももっと日本が元気だった頃の遺構なんかは全国に数多くて、廃線とか廃墟巡りなんかもそういう趣がある。

 

 

 

 

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お店としては開いてるけどやっているようなやっていないような。タバコだけ売ってるのかな。

 

 

 

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でもこうやって店を眺めたり撮ったりしてたら奥に主人がいたのが一番ビビった。軽く会釈して立ち去る。

 

 

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駅前のほうにも商店街があったようだがもう無くなっているようだった。

こちらはちょっと離れたところにあった小さな商店街。もうこういう商店街歩いているだけでぼくはいいんだ。いいんだよ。

 

 

 

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電話番号のケタ数が少ない店はそれだけ古いということ(多分)。力寿司は三ケタだった。

 

 

こういう街並みも良いが、一番良かったのは駅前のショッピングセンターだ。地方によくありがちな大型の施設だが、あまり入るテナントが無くて自治体の○○センターが入居していたりして空間を持て余しているパターン。

 

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セマッセマな都会に住む者なので、こういう空間が怖くなることがある。

 


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あまりに贅沢なスペースの使い方にむしろ笑えてくる。見下してるのではなく、なんというかセコセコした空間に詰め込みされるプロントとかタリーズとかあるじゃないですか。ああいうのを思いだして笑っちゃうの。

せっかくなのでフードコートで食事をすることにした。たった500円のラーメンでもすごく愛想の良いパートさん。ありがたやありがたや。

 

 


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なんの変哲もないラーメン。多分冷凍。でも美味い。これでいいんだよ、ってやつね。ガラーンとした贅沢な空間に、金曜日の午後、何人かの学生たち。期末テスト後だろうか。とてものどかで、自分もよく知ってるいかにも地方的な光景。

 

 

 

 

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無駄な紅白の横断幕や、どこかで余ってたから持ってきたピアノ。スーパーは営業しているが、もう半分のガッツリ贅沢空間なフードコート。フードコートといってもチェーン店10店が軒を連ねるわけもなく、メニューはラーメン、牛丼、焼きそばなど全部冷凍で済みそうなやつ。まあでもそれで十分だとは思うが。

 

最近こういう空間とそこにいる時間がたまらなく好きだ。異世界転生もののように、普段この空間に絶対いない自分がふと何かの偶然、大げさに言えば奇跡でラーメンを食べている。そして多分、二度と来ない空間。

 

 

 

 


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でもこういう状態のショッピングセンターは既にあちこちで見かける。いやこれでもマシなほうかもしれない。

こういうのもいずれサブカルクソ野郎のいちジャンルとして確立していって、マツコの知らない世界にでるのかもね。それっぽい名前を付けて自分が第一人者になってもいいかもとか思ったが、そういう方向性の自己顕示欲は本当に心から失せたので、誰か私の弟子になって成し遂げてみませんか(ワシが育てたって言いたい)。