「松屋のうな丼やべえええええええ!!!!」というような記事を見て、いやいや大げさな……という気持ちと、ホントに?という気持ちの半々でさっそく食べてみた。
……おい!!!!!!!!!111
ほんと、ネットの記事って自分も書くからわかるんですけど、記事映えを意識するあまりウソ・大げさ・紛らわしいが蔓延ってる。テレビだったらヤラセだって叩かれかねないようなことを平気で事実かのように「演出」したり、「本当にそれは"心からそう思ってる"のか? 目を見て言えるのか?」と言うような大げさな言い方をする。いや演出がネタ記事として明らかにネタですねとわかるならいいけど、リアルなレポートの体裁でテレビの食レポの「んん〜〜〜〜ん おいひぃ〜」みたいなノリでそういうのやるからタチが悪い。ってかさ、言い切るけど、普通じゃねーか。いやマズくはない。普通に美味しい。でも賛美したり一流の店にもヒケ取らないみたいなのは違うだろうと。この間ふるさと納税でもらったうなぎは冷凍で湯煎して食べるタイプだったんですが、それに近い。要は冷凍技術が凄くなったんですねという。
まあどっちの言い分が正しいと思えるのかは食べてみてくださいね、って結局宣伝に加担してしまう構図……。
なお私はそういうのがイヤで、ムダに店を褒めなきゃいけないとかムダに知らねー奴を取材して褒めなきゃいけないみたいな記事はやらないようになりました。心からそう言える、書けると思えることしかやらないのはプロとしてはダメかもだけど趣味人としてならいいでしょ。
昼食はセブン。弁当コーナーにあるスープ(レトルトとかではない)を買ったところ、こんなのが付いていた。夜がお得、と。
これよくよく考えると、賞味期限が翌日3時、朝から売っている個体なので、言わばスーパーの総菜や弁当が閉店近くになって値引きされるのと同じ話なのだ。しかし「夜がお得!」と昼飯にと買ったおれをロコツに挑発してくるわけだコイツは。
それにしてもこの「言い方」は巧いと素直に思った。しかも実際の賞味期限到来時間を敢えて値引き時間にしていない点もまた巧い。
「売れ残りの値引き」が言い方ひとつで「スペシャルアワーに偶然立ち寄ってくれた貴方限定のお得なお買い物」になる。ヤリマンが愛されガールになったりキモオタがギークになったりするのと同じ。言い方ひとつでイメージを一転させたり、それにより相手の行動をコントロールさえしてしまう。こういうのは活用したいし、逆にマンマとダマされないように注意したいものですね。冷静に考えたら30円。30円だぞ。
前からネットの息苦しさを文句言ったりしているが、そういうわけで読書がはかどる。ネットが酷い、やばい、つまらないと思ったら離れるのが良いと思う。いずれにせよガス抜き場としてTwitterがいよいよアパマンショップ並に「充満」してきてる雰囲気を感じます。
あとこの週末はスプラトゥーン2のファイナルフェスがんばります。