赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20190819/汽車になる/チェーンソー/【読書感想】ファクトフルネス

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「Hな番組を見て、汽車になる」

とても良い紹介。いやこの話実際見て欲しい。ほんとにそうなので。

というか、しんちゃんの古いエピソードって今見るとかなり危ういものも多々あって今更見せていいのかという感もある。長寿アニメなので仕方がない面もあるが、前時代の価値観で「オラ、ホモじゃないし〜」という台詞が出てきたときはドキッとしてしまった。ホモっておい。

 

 

夜、家で娘(2歳)が急にチェーンソーのおもちゃに目覚める。ぼくらの世代的には神を倒せる武器という認識。

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で、兄(5歳)を追いかけ回していた。

 

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ブオンブオンと鳴るのでジェイソンみたいでおもしろかった。

…といってもジェイソンってチェーンソー使ってないというのは知識で知ってる!

 

(なんでジェイソン=チェーンソーと思ってしまうのかの理由のひとつに、志村けんのコントが挙げられていて笑った。確かに自分の中ではそうかも)

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https://www.youtube.com/watch?v=0JAlvTANYx8

↑志村けんです。

 

 

 

 なおチェーンソーはこのおもちゃです。ダイソーのやつ。

 

 

 

 

【読書感想】FACTFULNESS(ファクトフルネス)

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

  • 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2019/01/11
  • メディア: 単行本
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とても良い本。これはパワープッシュしたい。…したいけど、「読んでくれそうな人には既にわかってたりしてあまり必要ないかもしれない」「本当に読んで欲しい層は多分読まない」タイプの本だとも思う。そういうジレンマがあるが、オススメです。自分はこういうことを可視化・文章化してくれたことに価値があるなと思いました。

 

「分断本能」「ネガティブ本能」「直線本能」「単純化本能」「犯人捜し本能」「焦り本能」…など10のテーマで、真実・事実と違って「そう捉えがち」「そう思い込みがち」「そういう思考のクセがでがち」なケースを指摘している。どれもネットとかで見かけた「あーいるいるこういうやつ……」がそういう「本能」ベースで動いてるんだろうなと合致する。

 

わかりやすい例で言うと「犯人捜し本能」、事故や事件が起きたときにほぼ必ず「行政や企業、政治の落ち度が無かったのでしょうか云々…」みたいな言い方するワイドショーのコメンテーターが見られるように、「犯人」がいて「人災」であるようにしたがる思考のことだ。仕方が無かった、運が悪かった、で済ませたくない気持ちもわかるが、犯人捜しをしていくとどうなるか……という本文中の例もまたおもしろかった。

 

ネットで見かけるニュースや政治などをきっかけにする意見についても「昔より犯罪が増えている」とか「昔のほうが良かった」とか「このままでは破滅」みたいな考えに支配されている人がいたりする。でも実際にそうなのかしら?という話である。

少し前に、高齢者の運転ミスで親子が亡くなる不幸な事故があったが、あの後やたら高齢者の運転ミスによる事故の報道が増えた。実際はずっと前から似たような事故は一定数あるはずだが、30分のニュース番組で読む事故の取捨選択を報道側がしたときに「最近話題だから」と優先的に選んでいるだけかもしれない……ということ含めで捉えなければならない。そうでないと世の中を見誤る。

思考停止せず問い続けることは大事だし、常に批判的視点を持つことも大事だが、かといって何にでも揚げ足を取り続けて一旦落ち着くヒマすら無いのも仕方が無いし、何もかもが肯定的に見られなくなることもまた危うい。

どちらがどちらということではなく、常に自分に対して一歩引いたもう一人の自分の視線を忘れないように心に刻むための良い事例が得られる内容だった。

この本では「事実に基づく、データに基づく」ことを重視すべきとしているが、他方では極論、紹介されているデータも「本当に?」とか「この話恣意的すぎない?」という問いも自分の頭の中にはある。でも、筆者としてもそれでいいのだろう。きっと。

「大人の知識をアップデートする方法も見つけなければならない」という話も大事だ。自分も結構自分の義務教育時代のままアップデートされていない知識は多々あると思う。イイクニ作ろう鎌倉幕府の話もそうだし、ティラノサウルスにはいつの間にか毛が生えているし。勝手に「発展途上国」のように思ってた海外の国に旅行に行くと意外や意外に進んでいたり(本の中では先進国/発展途上国という区分け自体が古いとも指摘されている)。

多分この本に書いてあるようなことを頭のどこかに残せれば、すぐデマに踊らされたり、なんとなくダマされたり、勝手に思い込んだり、ということが減るかもしれない。

……とイイコぶった感じで書いたけどさ、日記だからもっと遠慮無く書くけどさ、政治系のツイートRTばっかりしてる奴よ、お前ちょっと今オカシイ状態だからさ、まず一旦この本読んでみて落ち着こうやまじで。