赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20190916/息子が補助輪無しの自転車に乗れるようになった

家からそう遠くないところに交通公園がある。ミニサイズの道路や信号機が設置され、子どもたちが交通ルールを安全に学べる。またコンビカーから足こぎカート、自転車も補助輪ありなし、ペダルを除外した簡易ストライダー的なものまで揃っていてすべて無料で貸してくれる。区に税金納めてて良かった〜と思える公園である。

 

子どももこの公園は好きなので結構な頻度で行っている。真夏と真冬は避けているが、今週は気温もぐっと下がったので春以来に連れて行くことにした。

 

息子は5歳だが、まだ自転車に乗ることができない。それがタイトルでネタバレしたとおり、今日、乗れるようになったのだ。こんなめでたいことはない。

 

自転車を本格的に意識して練習するようになったのは昨年の秋くらいだっただろうか。ただちょくちょく練習できるわけでもなく、また漕ぐパワーの使いどころも今ひとつ、どうしても体で覚える系のスキルである自転車をスンナリ教えるのはなかなか難しい。こちらもついついアツくなって、できないことに対して厳しい言い方をしたりしてしまった。でも自転車を嫌いになっては意味が無いと反省し、その帰りに早速ストライダーっぽい安いトレーニングバイク(トイザらスで2500円だった!)を買った。

 

まずは近所の公園でトレーニングバイクにしっかり乗れるようにと遊んだりした。アレは3歳児でも全然いけるやつなので、息子もちょっと慣れればそれなりにワイルドにスピードを出したり旋回したりして遊べるようになった。

 

そうして夏を越えて今日。

 

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まずは補助輪付きの自転車で足慣らし。やはりペダルの踏みだし位置の感覚は体で覚えるしかないと思う。今日もどこかのパパさんが子どもにアツく指導をしていたけど、あれは子どもも全然わかんないと思う。教えるほうも教え方が激ヘタなのは自覚したほうがいいぜ(自戒を込めて)。

 

体が温まったところで、次に補助輪なしの自転車にチェンジ。今度はペダルを漕がなくていいからとにかくトレーニングバイクと同じく蹴って進んでみなと伝える。ペダルが邪魔なのは敢えてのこと。あとはサイズも敢えて小さくして余裕で両足が付くようにした。

 

この自転車に慣れてくると、ちょっともどかしくてペダルが漕ぎたくなるはず。補助輪付きの自転車でペダルの感覚、トレーニングバイクでバランス感覚を得ている。これが合致すれば乗れるんじゃね…? という理屈。

「自分のタイミングでいいから漕げそうならペダル漕いでみな」と言ってあとは静観。

 

で、コース何周かしたら……


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(走って追いかけてるのでブレブレ)

乗れた!

 

一度乗れるようになるとまた体が覚えて、どんどん挙動がナチュラルになる。まだ公道を走るのには厳しいが、これも時間と経験の問題だろう。

ちょっと泣きそうになりながらめちゃめちゃ褒めた。息子の顔にも嬉しさがにじんでいた。

これは彼の人生の中ではほぼ初めての「挫折と努力を経て結果を出した」成功体験かもしれない。自信を持つとこんなにも顔つきが変わるのか!と驚いた。レベルアップだ。息子の顔を見て、人間自信が本当に大事だなと思い直した。よくモテの法則とか仕事で成功するにはとか、「自信」が大事だと言われる。本当にそうだと思う。根拠の無い自信はダメなので自信を持てる人間は結果的に裏打ちのある能力があるということなのかもだけど、自信を持って良いはずの人が自信が持てないのは勿体ない話だ。

そんな自信満々の息子に「ねえ、明日も交通公園来ようよ」と帰りながら言われた。どうしようかな。