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ただの日記です。

日記20191005/サウナ/【読書感想】夜と霧

自分もサウナブームに思いっきりのっかってる一人である。サウナ設備内(ここでは休憩スペースやカプセル、食堂等、本当のサウナの中ではなく付帯する諸々の意味)の世界は面白くて、まず自分が常にめちゃめちゃ清潔な状態にある。外界に出るとすぐ汗やホコリで不潔になった身体が不快に思えるくらいだ。しずかちゃんの気持ちがわかる。

あと基本的にほぼハダカで、しかも女性の目が無いというのもラクの極み。知らないオッサンは互いが風景みたいなものだから。そして金のかわりのロッカーキーで何でも買い物ができる。これはそう、もう外国なのだ。つまり日本国とは別のハダカ王国。亡命したい。

 

あと、体型がうちの2歳半の娘と全く同じオッサンがちょいちょいいて、可愛く見えちゃうの困るな。

 

 

 

【読書感想】夜と霧 

夜と霧 新版

夜と霧 新版

 

ヴィクトール・フランクルという精神科医・心理学者の人がナチスの強制収容所の体験を綴った作品。 世界的名著とのこと。実際今回初めて読んだのだが、これほど引き込まれる作品もなかなか無い。この言い方で良いのか悩むが、「面白い」のだ。まずルポとしても、あるいはノンフィクションとしても面白い。実際めちゃめちゃ悲惨でヒドイ体験なのだが、そういうのをしかめっ面で押し付けられるような文章ではない。翻訳調であるが淡々としていて、ああそうなっちゃうの…!みたいに単純に興味をひかれていく。とっつきにくい感じを表紙やあらすじで受けてしまうかもしれないが、かなり読みやすいし勉強にもなるし、それで面白いのだから名著は凄い。

 

結構前になるが、中欧あたりを巡ったことがあり、その流れでアウシュヴィッツも実際に行った。

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『夜と霧』を一読してから訪れたら全然違う感覚で見学できただろうなあ、と思い返すところだ。そういえばインドに行く前には遠藤周作の『深い河』を読んでから行った。ガイドブックでの予習も良いが、名著に触れてから旅行するというのもまた良いかもしれないね。

 

 

nipponnostalgie.hatenablog.com

昔書いた記事