赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20200210/横浜まで行って帰ってくるだけ/読書感想『肖像権時代の最新スナップ撮影術』

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JR中央線の新宿以西住まいにとって、横浜は地味に遠い。唯一の頼みが湘南新宿ラインで、それが無いと基本的に大崎や品川、東京駅などにエッチラオッチラと出る感覚になる。東急や副都心線が使いやすい人のほうがまだ近くに感じるのではないか。長らく中央線ユーザーである自分としては、どうしても横浜が精神的に遠く感じる。

 

昨日の日記のとおり息子が鉄道模型に興味津々だったので、今日は早めに家を出て横浜にある原鉄道模型博物館に行くことにした。けっこう昔に一度行ったことがありなかなか素晴らしい施設だったからだ。何が凄いって普通に想像するNゲージのサイズよりもかなり巨大な1番ゲージと呼ばれている(らしい)デカい規格の模型で、その走行音や造形は鉄道好きじゃなくても感心すると思う。あと、これを個人で収集したり製作していた原さんという人の揺るぎない道楽っぷりと金持ちっぷりも異次元の人間ですねと思わされる。

 

余談だけど2012年のこの博物館のフォトコンテストで私入選しています(笑)。

 

で、横浜まだ息子と湘南新宿ラインに乗ってはるばるやってきたところ、急に息子の調子が悪い感じになってしまった。スタバで抱っこしながら休んでいたけどどうやらグリーン車のニオイのせいで乗り物酔いをしてしまった様子。そのまま微熱も出てしまったようなので、湘南新宿ライン(普通車)で横浜から自宅までまた戻ってきた。鉄道模型博物館も、その後せっかくなのでと思ってどこか横浜近辺のスーパー銭湯寄りも中止。(そうそう、横浜あたりで子連れにオススメのスパ銭や銭湯あったら教えてください!)

つまり横浜のスタバに行っただけという一日。元々あまり本調子じゃないところに乗り物酔いが相乗したようで可哀想だった。でも家に帰って休んだら元気になった。

 

 

 

 

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最近フジフイルムの新機種のプロモーションで、スナップ写真家の撮影方法がエグいと炎上していた事例を見た。自分も趣味の写真をスナップ主体で撮っている(た)身としては15年以上真剣に考え続けたテーマのひとつなので、それなりに一家言持っている。

 

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それはそうとして最近の情勢を踏まえたプロたちの見解というのも知りたかったのでこんなムックを買った。いまどき電子書籍版が無いのはいただけないぜ。

 

ただ、書いてあることは時代の変化はともかく結局は自分で責任を持つこと、表現の自由と法のせめぎ合いを常に意識すること、そんな根っこはあまり変わってないかなという印象を受けた。それから、あんまり法だなんだに萎縮しすぎちゃダメだよとも。それはそう思う。いや不法行為を奨励するって意味じゃ無くて、何でもかんでも法律ベースで揚げ足を取ってくる正義マンのことですよ。

ぼくもリスペクトする写真家は何人かいて(ちなみに悪いけど件の炎上した写真家の写真は全然好きじゃない)、特にハービー・山口さんという人の写真への姿勢はよくマネをした。少なくとも炎上した人のガツガツぶつかりに行くルンバみたいな撮り方は全然尊敬できない。あんなのはぼくに言わせれば数打ちゃ当たるをやってるだけでしかない。超超大原則として、ぼくの場合はスナップで写っ(てしまっ)た人本人が見て、少なくともイヤな気持ちにならないと考えられるものしか出さない、というルールを持ってやっているので相容れない。あとは矜持の問題なのでとやかく言えませんが……。

今の時代、写真や動画は誰もが撮るものだから、こういうものを一読して法とルールとマナーとモラルと、表現の自由とインスタ映えとTwitterウケと、みたいなことを考えてみてもいいかもしれません。