赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20200406/『はじめてのおつかい』のように隠れながら息子の登校練習を見守った

4月6日は第一子、長男たる息子(6歳)の小学校入学式の日。

だが、新コロの影響で規模や内容は大幅に縮小、保護者も1名のみ参加可というかなり残念な状況になった。本来は上級生の子たちが息子を含む新1年生を迎えてエスコートしてくれたりといった内容だったみたいだがそれも無し。ただ、この状況でギリギリの最低限で開催してくれる配慮には個人的には感謝したい。「全部無し」という判断だって当然あっただろうから。

 

 

それはそれとして、小1の壁に臨むべく様々な準備を進める。

 

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息子のiPhone向けにLINEモバイルを契約した。600円でデータ量は500MB、LINEは使い放題という最安コースだ。まさにLINEさえ使えれば良いのでこれで十分。昨日契約して今朝届いた。対応早いのも良い。

 

 

 

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さっそく息子のiPhoneにLINEをインストールし、親たる私のアカウントと友だちになる。念のため、もともと使っていたアイコン(赤いソファ)は適当なものに変え、名前も息子のiPhone上は「おとうさん」に変えておいた。

今の息子はひらがな、カタカナ、ローマ字、簡単な漢字は読めるが書くのはまだおぼつかない。フリックはまだ無理だと思うのでとりあえずケータイ式の入力を教え、最悪通話もあるのでそのやり方も教えた。新しいおもちゃを得たとばかりかなりのスピードで習得した。

 

まだ小学校のルールがわからないが、このiPhoneはいわゆるキッズケータイ的なものの代替品だ。というかキッズケータイは大手3社に親も契約していないとフル機能が使えないということを知り、そんな囲い込みこっちから願い下げだ!という気分になった。あんな低機能端末を買うくらいなら普通にiPhone持たせるわボケが。LINEも普通に使えるようになったし、「探す」アプリで位置情報もわかるし、実現が難しいのは不審者遭遇時に「非常用のヒモ引いたときにメールが飛ぶ」機能くらいか。まあこのあたりはそれっぽいアプリやガジェットが無いかなど色々試行錯誤していくつもりだ。

 

 

そして今日マストでやらねばならないのは、まだ一度も「ひとりで」小学校までの通学路を歩いたことがない息子がそれをできるよう訓練することだ。多分能力的にはできるハズなのだが、そういう『はじめてのおつかい』的なリハーサルをやってないので実際が未知数だ。このタイミングで練習するしかない。必要火急の外出である。あといわゆる3密すべて該当しないゼロ密だし。

 

 


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iPhoneを持たせたので「ずーっと後ろのほうを付いていく」「困ったら電話して」と伝えて息子をいよいよひとりで行かせた。彼もひとりで外を歩くのは初めてのことだ。

 

 

 

 


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意外にもサクサクと進みだした。途中何度か振り返っていたが、こちらが姿を隠したので吹っ切れたようだった。

 

 

 

 

 

 

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写真だけ見ると週刊文春とかみたいだが、RX100m6の200mm相当でやっとこれくらいの距離を保つ。道路の角度などの死角に入って、振り返っても見えないような位置取りをキープして「ひとり」を体験してもらう。息子は結構臆病で寂しがりやなので途中で泣いたりしないか心配だったが取り敢えずは問題なさそうに見える。こうして親離れしていくのだなあ……。 

 

 

 

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信号もちゃんと赤を見て停まっている。

 

 

 

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ここで道に自信が無くなったようで電話をかけてきた。 

 

 

 


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LINEのテレビ電話。こっちは息子の場所はわかっているので「そこはまっすぐで良い」と伝える。ちなみに歩きスマホもダメとわかっているので停止してやっています。

 

 

 

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途中で道を間違えて曲がるべき道をそのまま真っ直ぐ行ってしまったが、そのときはこちらから電話をかけた。「そっちだっけ?」と再考を促すと戻って正しい方に進めていた。このセルフ『はじめてのおつかい』スタイルじゃなくて完全にフリーで行かせたら結構ヤバかったね……。

 

 

 


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学校の校門に着いたところで「着いたよ」との電話をもらい、後から走って追いついた。おいおい、ついこの間まで歩くことすらできなかった人間が、今や、今やただひとりで家から学校まで歩いたぞ……!? と今日はひときわ感慨深い。少し泣きそうになった。

こんな小さな記念日も、時が経てばきっと忘れてしまうのだろう。けど、そういう意味ではこの日記に書いて残して、後々バックアップでも取っておけば振り返ることができる。なのでやはり日記を書いている意味は少なくとも自分にはあったな。日記ってこのくらいでいいんだよ。うん。

 

 

学校から家までは一緒に帰る?と訊いたら息子は「帰りもひとりで歩く」と答える。

この調子なら(集団登下校があるのかまだ不明なのですが)最悪ひとりでもすぐ慣れるだろう。

 

 

 

 

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と思ったら帰りも別のパターンで道を間違えていたのでまだまだ安心できない。まあ、何度か繰り返せば大丈夫だろう。

あと、たま〜に居た通行人には完全に不審者的に見られましたね、私。やってることは尾行orストークだものな。