この巣篭もり生活、子どもへの食育を兼ねてスピーディに育つ野菜を育ててみようと思いたち、豆苗が速いという雑な認識があったので買ってきたのが10日ほど前のことになる。パッケージの裏側にご丁寧に「水をあげて放っておけばまた食べられます」と説明書きもあった。自分たちの売上が落ちかねないのにありがたい話だ。
これが収穫&食事直後の豆苗の根。ここから育てることにした。ちなみにトレイは寿司パックのフタです。
0日目。
1日目。あまり変化は感じない。この手のやつ、根腐れしてこのまま死ぬこともよくあるので大丈夫かなと少し心配になる。
2日目。殆ど変化ないが、やや伸びた感じもある。7〜10日で食べごろとあったがマジか?と思った。
3日目。新しい芽が出始めた。植物の変化って通常微々たるものなので、こういう変化が嬉しく感じる。
4日目。ここで急にヴィジュアルに変化が起きる。これまでの日と比べて日差しが強く、ちゃんとベランダに置いていた効果かもしれないがこんなにワッと急に変わるものかと驚く。夏休み明けにセックスを済ませて垢抜けてきたクラスの子みたいだ。
5日目。このあたりから豆苗としての再起を感じる。何事もついつい正比例的な変化を想像してしまうのだけど、実際はこのように指数関数的であったり、あるいはどこかで高止まりしたりする。
6日目。まさに指数関数的な増量。もう食べてもいい感じはあるが、このまま進める。
7日目。1日に何度も水をあげないと干からびそうになるほど。売ってたのってこのくらいだっけ。
8日目。あまりの成長っぷりに、食べ物とは別の愛着がわきはじめる。
9日目。この写真をアップしたら「もう食べごろは過ぎた」「多分マズい」というご指摘を多数いただく。そ、そうなの……? でも写真を見返すとたしかに7日目くらいの状態が売り物に近かった。過剰に育ち過ぎるとかえって美味しくない、という概念を忘れていた。撮影が深夜で、子どもに見せる前に食べるのは意味を失うのでお預けにする。
10日目。いよいよ凄いことになってきた。外に置いておいたら風で倒れてしまったので急遽室内に引き上げて保管。
息子と一緒にバスンと切断。根っこの観察などをする。腐ってる豆もあったのでこれが限界だろう。
ベタな調理。ベーコン、醤油、バター、塩コショウで味付け。これで食べられないわけがない。調理前は青臭い感じがあったがいい感じで臭いも消える。豆苗らしい歯ごたえもありビールにピッタリである。なお息子は味付けの問題でペエをした(吐き出した)。
はい美味い〜〜〜〜。
……そんな一日でした。