赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20200906/初QB

息子の髪を切るにあたり、初めての理容店として1000円カットを利用した。(ダジャレ)

 

保育園のときは未就学児コースがあった高円寺の美容院に行っていたけど、少し遠くなったのと小学生カットの価格というのは結構バラつきがあり、それこそ高いところだと3000円オーバーと大人とさして変わらないレベルになる。あまりケチりたくはないが無駄にお金を使ってもなあ…というのもまた事実。今のところは美容院ジプシーをしている状況だ。将来自分が使う可能性も視野に入れつつどんなもんなのかと体験するのも兼ねて…というとまるで息子を実験台にするような言い方だが、ともかく初めて出向いた。事前に色々リサーチをしたのだが、軒並み「態度が悪い」とか「腕が悪い」みたいな口コミがあちらこちらの1000円カットで見受けられた。美容師が悪くて本当にそう思ったのかもしれないし、客の質が価格帯に比例して落ちているという可能性も感じる。いずれにしても嫌な思いはしたくないので、安定の業界No.1、QBハウスを選択した。

 

 

これはマジの話で、バカにしたりとかいう意味ではない。シンプルにあれっ、と思ったのだった。後から来た高校生風の若者以外、先客はハゲたおっさんと若ハゲが進行している30前後の青年、美容師は2名いてひとりは「若い頃は色々な髪型にチャレンジしたオシャレさんだけど、寄る年波には勝てず、今や毛根が弱ってて細い髪が残っているが、それもオデコから侵食されている」感じ、もうひとりは金髪で太っていて、頭頂からキはじめているのでまずは金髪を辞めては……と思わせる美容師。このQBの美容師たちはおそらくもっと若い頃はもっとイケてる美容院でブイブイ言わせていたのだろうな……という貫禄と余裕を感じる。いつも、若い人が行くような美容院で勤めていた美容師はジジイになった人はどこに去っているのだろうと疑問だった。自分が若い頃から若い美容師ばっかりだったから、自分がオジサンになったら皆オジサンばかりなのか、と思ったらそうでもなく世代交代している感があるし、じゃあ上の世代はどこに…?となんとなく思っていたのだ(ちなみに私を10年以上担当してくれている美容師は自分とセットでオッサンになっています)。

なので、若者向けにブイブイやってる美容院に居られなくなった人たちが今はQBとかに勤めているのかもな、というのは自然な想像だったし、一定の事実ではあると思う。QBの美容師たちは立派なオッサンながらもただのオッサンよりはオシャレしてる/してたんだぜ感のオーラが、その制服を突き破って溢れているのだった。

で、息子のカットをお願いしたが特に危なげもなく安定してサクサク切っていくし、下手という感じはまるでない。息子もジッとはできるがたまに横を向いたり気が散ることもあるが、それもやさしく「下むいてね」とか言ってくれるので全然態度が悪いとかもない。良い店じゃないか、と思った。ただ、私の担当の美容師が言っていた

「QB系の人たちは巧いとかではなく、"10分で切り終わるテクニック"に特化しているので目指しているところが違う」というのも至極納得した。事実、息子のカットはジプシーするたびに見ているので大体の切り方の違いはわかる。QBはやっぱり普通の美容師よりだいぶ大胆に行く。それが悪いという話ではないが、対話と微調整で進めるか、10分で完了のために進めるかでは仕事のプロセスは変わる。

まあ、結果が大差ないならそれはそれでも良いと思うけど、体験価値という意味ではやっぱりQB系ももっと浸透するであろうと思う一方、ふつうの美容院も無くなることはまず無いだろうなあ、という感想だ。スシローがあるからカウンター寿司が消滅するというとそんなわけない、というのと同じ話だ。どっちも良い点がありどっちも選べる消費者は幸せだねという話なだけだ。当の息子本人は「すぐ終わったのは良かったけどシャンプーが本当はしてほしい」と贅沢なことをいうので次はまた普通の美容院かな……。

 

 

 

 

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あとは久しぶりにクローズド日記書いたのでそっちだけで…。

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