ぼくは急に飲みませんかとか言われて迷惑に思うよりは（結果的に行けないとしても）嬉しいほうなので、人にも逆に急に誘ったりしてしまう。先日も大阪出張のときに急に店に来ませんかと言われて（お店をやられている方）、うまく仕事が終わったので急に行くということもした。
一方で当然、急に言うなという人もいるだろうしそういう気持ちもわかっているつもりではある。なので迷惑に思っていたらごめんなさいなのだが、その急に言われて困る理由というのは単純に予定が合わないとか先約があるとかだけでなく"そういうモード"でなかった、例えば服が普段着過ぎとかメイクが出かけるようでないとか、そういうのもあると以前ある人の文章で知った。なるほどである。自分が急に誘われてダメなときはその人が嫌いとかではないが気分が乗らない、というのもあったりするし、微妙に下痢しているとか体調の話もある。まあまあ、絶対急にはダメという人もいるだろうし全然OKという人もいるだろうし、人それぞれなのはそうだけど、あらかじめに「急」にどれだけ対応できますよという表明はしておいて損はないかもしれない、と思って上記のような私のスタンスを書きました。
なのだけど、
なのだけど、だ。
今日は在宅で仕事をしていて、偉い人の講演が予定に入っていた。このご時世なのでリモート参加である。ありがたい。なにせ2時間もしゃべりあそばれるということなので、聞いてるフリというかBGMにして普通に仕事進めよう、と構えていた。
なのだけど、だ。会議に参加してみたら司会の人が「なるべく実際の講演と同じにされたいとの（偉い人の）ご意向で、原則としてビデオをオンにしてください」という。
自分の会社や自分の相対する会社では、基本的にリモート会議でも資料を共有しながら顔は映さないというのが原則だ。ほとんどの人は顔という情報は意味が無いと思っているからだ（個人的にそんなこともないとは思うが、参加してる側からしたらラクではある）。
なのだけど、だ。顔を出せと。急に、だ。顔をと。まさにまず「そういうモード」ではない。ヒゲを剃っていないし髪も寝起きのままである。そして服もラクなロンTでダラッとしていたので急遽白い襟付きシャツを引っ張り出して上から速攻で着た。下は映らないからいつものままである（一応、朝は保育園に行くので普段着のパンツ。さすがに寝間着ではない）。マジで急に言うなやと言いたかった。
しかも顔を写していたら寝れないしあくびもできない。内職もできないことはないが諸事情でやりにくく、結局普通に講演を聞くことになった。まさに「急に誘うな」派の人の気持ちがわかる一日であった。
ところで急に言うな派の人はそれなら何営業日前までに申請すればいいか教えておいてください。弊社のとある部署は○○の申請は14営業日前とかいうところもありますので……。
