赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20210208/スイっ子大集合/逆に値段に応じてホスピタリティをコントロールしていないか

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我々の世代はファミっ子大集合(もしくはファミっ子大作戦)であるが、今の小学生はSwitchなのでスイっ子だ。息子も遂にスイっ子になりました。急に。

この1、2週間は主にマイクラばっかりやっていて、以前はちょっとした大したことのない用事でも一緒に行きたいと出かけていたのに今はマイクラをやるために買い物に誘っても断られる。いよいよ親離れの始まりかなー。自分を思い出しても、大したことのない親の用事とか親が勝手に決めた旅行やスキーなんかはイヤでそれよりゲームしていたかったものな。そのフェーズなのかなそろそろ。

 

マイクラの本を買い与えたら早速活用して、建築の設計図を見ながら建物を作っている。すでに我流で色々作っているのでこういうセオリーを自分のものにしたら一層レベルが上がりそう。それはそれで期待するところだ。何回も書いているがそもそも自分がゲームで育ってきたので子育てでゲームを否定する気はまったくないのだ。

 

 

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昨日は自分の美容院問題を書いたけど、息子の場合もまた美容院問題がある。子どもなので特にシガラミも発生しないので敢えてジプシーのように毎回毎回髪を切る美容院を変えているのだけど、逆にずっとここにしよう!という決め手も無いのが困りどころだ。

ケチくさい話ではあるが小学生に3000円とか正直取られたくないので、技術や雰囲気もあるけど割と値段重視で見ている。息子は丸いシンプルな典型的坊っちゃんキッズヘアゆえに技術がモロに出るところでもある。1000円の人は、ヘタというより"10分制限で仕上げる"ゆえに粗さがでる。もうちょっと高くていいからちゃんとしてくれないか…あと居心地が良くて通いやすい感じがないか……と思うのだけどなかなか難しい。

今まで行った中では保育園児時代に通っていた高円寺の美容院が良いのだけど、小学生になって3300円くらいになっちゃったのと遠くなったので通うのをやめた。引越し後で近い中では2200円のチェーン店系美容院が暫定一位だ。でも今改装中で休みなので困ってしまった。

そんな中で色々探したら1600円でシャンプー付き、非予約制(予約"できない")という美容院があった。大人のカットも2000円なので1000円カットと普通の美容院の中間を目指した店なのだと判断して試しに使うことにした。

 

 

 

古い雑居ビルの一室であるその美容院は、カット席が8席くらい、シャンプー台が3台という規模感。そして店内設備はちょっと古くてダサい。全体的に90年代前半のセンスという感じ。

スタイリストは2、3人のようで、アシスタントはいない。都内に何店舗も展開しているので店の間での人員の融通などもあると思われる。典型的なサラリーマン美容師のスタイルで、まさに1000円カットと普通の美容院の間を狙っているように思えた。

 


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仮にもシャレオツ空間であることが第一に求められる美容院なのに、客に見えるところにダンボールや備品を置きっぱなしというこの意識の低さが価格にも現れている。いや、この価格ゆえに「これでいいや」になっているとも言える。地方のビジネスホテルができた当時はしっかりしてたと思わせつつも今は老朽化で価格も下がり、ゆえに管理や清掃もテキトーになっているという負のスパイラル的な現象をよく見るが、それと同じだ。この美容院も居抜きかあるいは昔から同じ経営者なのかはわからないが、昔はもっと高い金を取っていたのだろう。ちなみに大人のカットでも2000円、カラーなども一般相場の半分〜0.7掛けくらいだ。

 

子どもをダシに使って色々な美容院に敢えて行きまくっている自分としては、やはり「値段に見合った接客」が美容院というスタイルにはモロに出ると感じる。自分の観測範囲で一番接客が良いのはやはり個人経営でスタイリストも1、2名+アシスタント1名くらいの規模でやっているところで、大人のカットだと5000円前後を取るところだ。責任感と客との距離感が違うのだろう。チェーン展開しているところは別に指名されなくても…とかリピートされなくても…という意識が出るのと、若い人が多いからというのもあるのか、一段下がる印象。1000円カットは一期一会上等なので言わずもがな、そしてこの1600円の店はどっちかというと1000円カット寄りだ。息子を担当した女性はまだ「普通に」接するレベルだったが、もうひとりいた男性(店長かな)はその担当したおばさんが店を去るときにまたお願いしますとかありがとうございましたの一言も言わないで返しちゃうのはなかなかスゲェなと思った。そんなの言うくらいタダなんだから言っとけばいいのに…と思うが、このくらいになると逆に「これだけ安くやってやってるんだから」感も出ちゃうのだろうか。

「安い客なのに多くを求めるな」はそのとおりだけど、しかし「安くてもいい接客」は成立する気がするんだけどどうなのだろう。逆に値段に応じて敢えてそのホスピタリティをコントロールしているの?とか思ってしまったりする。

まあ自分も接客業をやったことがあるから、500円のものを買った客と50万円のものを買った客だったら後者により丁寧な接客をしてしまっていた。気持ちはわかるし、客側として神様気取りをする気は毛頭無いけど、それでも下から上まで見て回っていると「価格相応」がモロに出て面白いなとは思った。いっそ今度は表参道とかの高いところに敢えて行ってみるというのもちょっと面白いかな。

 ※この美容院をディスってるわけではありません。安くやっていただいてありがたいと思ってますよ念のため。