田舎の高校生だった自分の数少ないイケてる情報源のひとつが、金曜か土曜の夜にやってたBeat UKである。洋楽をランキング形式で流すほうの深夜音楽番組で、CDTVを小馬鹿にしながらこっちを録画して見るのがひねくれ田舎高校生のたしなみであった。
PVはもちろんテレビでフルに見れないので断片しか覚えていない。そもそも高校のときはテクノ系をよく聴いていたのでバンド系は横目で見ていた程度だったけど、それでも覚えているのはこのThe Verveのヒット曲だ。
歌いながら道をまーーっすぐにズンズンと歩く男。肩をぶつけたりしても気にせずずんずん行くさまをよく覚えている。
で、Verveを別に大好きというわけでもなかったけどふと思い出してPVを見た。今や見たいときにチャッとフルPVを見ることができる素晴らしい時代。あの頃の情報弱者たる田舎の高校生であった自分がこんな未来を知ったらどう思うかな。
で、そのBeat UKでは到底見ることのできなかったフルのPVを見ていると……
そうそう、こういう感じでガツガツ行ってるんだよな……
と、
止まんのかよ！！！！
車では普通に止まっちゃった。車では！！！！
しかも別の車ではボンネットの上に乗っちゃってキレた車の女性が突っかかってくる流れがあるけど、こっちのデカい車には乗らない！！！！おい！！！！！車のナリによって態度を変えるんかい！！！！お前そういう感じで相手を見てるのかよ！
とまあ20年ぶりくらいに初めてちゃんと見られたPVで笑ってしまったという話です。
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昨日、映画パトレイバー2を見てふと気づいたこと。
家探しをしている中で、自分は本能的？なのかわからないが、湾岸や川に囲まれたところを拒否していた。東京で初めて住んだ家は駅までの間に中川にかかる橋を渡る必要があって、これもなんとなくイヤだった。
湾岸をディスるつもりはないが、なぜか「ここ、橋を1、2本落とされたら孤島になるんだな……」という妄想が働く。
たとえば選手村でおなじみの新築マンション、晴海フラッグだけど、このわずかな本数の橋だけがすべての生命線と考えると自分にはどうも怖く感じてしまうのだ。何度も言うがディスってるわけではない。なぜかというと、特に舞台となる場所が埋立地にあり、アニメや漫画でも橋やトンネルを落とされたり占拠されたりというシーンがあって、こうやってしまうとあっさり孤立するんだな、という埋立地に対する本能的な恐怖が小学校時代に見ていたパトレイバーで刷り込まれてしまったのかも……とかちょっと思っている。
湾岸のタワマンとか確かに魅力的な部分もあるのだけど、やっぱりどうも本能的に選べなかったのはそういうのがあるのかも……と自分の内心に気付いたという話。
おかげさまで今住んでいる土地はちゃんと台地の上だしゴジラの通るルートからも外れている。
