赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20211017/ #湯楽城の縁日 イベントフィードバック

このイベント

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に有り難いことに参加させていただきました。(募集中って書いてあるけど終わってます)

 

「基本的には」満足しているけど、私の目線で気になったところを(日記だけど)フィードバックとして以下記載します。今後の改善に活かしてより良い企画に繋がれば嬉しく思います。

  1. 感想サマリ
  2. ラディソン成田について
  3. 湯楽城について
  4. イベントについて
  5. 総評

 

1.感想サマリ(それぞれ気になった詳細などは後述)

 

・ラディソン成田に対しては色々言いたい。正直言って価格の割に満足度が低い。頑張りは認めなくもないが、ファミリー客対応の経験値が低い、もしくはそもそもハードウェアとして対応できていなくて心意気(スタッフの皆様)でカバーしている感じ。

 

・湯楽城はウソの日本、ガイジンの想像する日本、大江戸温泉物語のパチモノ、のようなノリを理解して行けば楽しい。あと何にしても広くてこのご時世ならではの安心感がある。噴水ショーも楽しい。しかし明らかにインバウンド向けなので今のうちに国内客向けの諸々を考えないと危険な気がする。あとラディソン成田宿泊客の優遇は強化したほうがいい。

 

・イベント自体はスタッフの楽しませる努力が伝わってきてとても良かった。細かい改善を積み重ねればいいイベントになると思う。子どもはめちゃめちゃ楽しかったようです。あと風呂やサウナを水着混浴する機会は案外無く、ファミリーで楽しむにはとても良かったので定期、もしくは未だそこらに無い「そういう施設」の新設があったら確実に流行るであろうビジネスチャンスを感じた。

しかし「サ旅」を冠に置くのは少しどうかと思う。サウナは二の次でも良いというファミリー(うちです)はある程度満足できたと思うが、多分「カップルや友人同士でサウナ好き」という人が参加していたら、きっと不満を持ったのではと思う。そもそも湯楽城のサウナも水風呂も普通のスパ銭以下の設備でサウナをウリにできるほどの力がない。

 

以下感想、褒めや文句の詳細を記載します。

 

 

2.ラディソン成田について

 

ラディソンのホテルはアメリカでペルー行きの飛行機が勝手にキャンセルされて足止めを食らったときにタダで泊まったとき以来で、なんだか個人的に懐かしさを感じた。

 

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ロビーはそれなりにいい感じに見えたのでちょこっとだけ期待したけど、まあやっぱり古いんですよね、ここ。

 

 

 

 

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まず水回りが古いと萎える。いまどきウォシュレットもないなんて!(電源が無いのでリフォームしないとだめでしょうね)

もしかしたら我々が泊まった棟じゃないプレミアムな部屋は改装されているのかもしれないけど(海外の航空会社のフライトアテンダントたちが宿泊していたようなのをロビーで見かけたので、そういう人はこれじゃツラいんじゃないかな)、禁煙ルームと言われても「喫煙部屋だった履歴」がある限りタバコの染み付いた臭いは非喫煙者にはバレバレだし、全体的に清潔感が無かった。もうこのご時世、悪いけど同じような価格かそれ以下で築2年くらいのホテルに泊まれるのでこれだと勝負にならないンだわ。

あと古いなりにコンセントが足らなすぎたり(ベッドサイドとテーブルに電源がないのは現代としては相当マイナス)、ベッドライトがひとつ切れて付かなかったり、温度調節のできない集中管理エアコンだったり、ほんとここに敢えて泊まる理由が今回のようにパックで付いてくるとか以外で何もない。

 

 

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サンヨーのドライヤーなんて懐かしすぎて泣けてくるよ。というかドライヤーなんて3000円で買えるでしょ。いい加減この全然乾かなくてかつ30年モノみたいなやつなんとかしようよ……。ドライヤーの耐用年数って10年くらいじゃないのか?

今どきウォシュレット無いのはキツすぎるので結局うんこは湯楽城のトイレかホテル1Fの共通トイレでなんとかしました。

 

あと食事が夜と朝つきでバイキング形式、とあったのはいいけど、このホテル普段はこのバイキング形式をどうやらやっていないのだろうか、特設会場っぽいところでの食事となったので不安感があり、そしてある程度的中した。なにせ記事を書いたりするほどのバイキング好きのバイキングマスターである私に中途半端なバイキングをさせたら大海原の怒りの鉄槌・トールハンマーを食らわすぞという意気込みである。

 

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で、そんなバイキングキング(バイキングの王)たる私が作ったこれが夕食のバイキングである。まずバイキング皿(パーティションが9とかに分かれてる皿)が無い時点でちょっとアレ?なのだが、牛肉系、豚肉系、鶏肉系、と煩悩に訴える作戦なのだろうか、偏りがあった。しかもファミリー向けイベントだって言ってるのにウインナーも唐揚げもない。こんなの冷凍でもなんでも簡単に用意できるだろうに、だ。そして極めつけは、パンがなくてご飯orカレーという主食に対して、スープはパンプキンスープのみという酷い一択のつきつけ。ほとんどの人がカレーを選ぶ中白飯(皿が浅いやつなので「ライス」かもしれないが)を選んだら、白いご飯にパンプキンスープの組み合わせというなかなか泣ける肉ご飯定食になった。せめて味噌汁をくれ。

というか、カレーもあまり辛くはなかったが未就学児の子どもにとっては辛いタイプだったのでこれもファミリー向けとしては失格。全体的に、そもそも子どもが来ることを想定していないホテルなのだろうと感じる。ご家庭によっては子どもが全然何も食べられなかった、というケースもあったんじゃなかろうか。

ただし、見たことないアイスマシーンで出すアイスは良かった。あれだけはプラスだ。

 

まあラディソン側としたら「いやいや別にうちは子どもは…」ということだろう。それはわかる。子連れにベッド部屋はそもそもツライんですよ。寝相悪くて落ちるからね。要するにファミリー向けイベントをラディソン成田でやるというのがミスマッチなのだろうとは思う。

 

そしてこちらが朝食。

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朝食はまだなんとか「かたちになる」程度にはなったが、これも東横インとかのビジネスホテルレベルの「減点法式バイキング」である。

ここで説明しよう。世の中のホテルが出すバイキングには大きく2種類あって、

「加点方式バイキング」と「減点方式バイキング」である。

「減点方式」とは、「好きなものを取る」というよりは「好きじゃないもの削っていく」スタイルのバイキングであり、逆に言えば特に好き嫌いの無い人だと全員同じ皿に帰結するのが大きな特徴だ。

「加点方式」は選択肢が広く、よってこれこそ真に「好きなものを取る」バイキング足り得る。全種類は食べきれいないバリエーションというのが重要なのである。ファミリー客に強いホテル、ホテル三日月などを始めとする大型ホテルはほぼこの物量である。加えて、調理人が立ってできたてのオムレツを作るパフォーマンスや地のものを提供するなどのメニューへの配慮もあるとなお満足度が増す。

というか味噌汁とウインナー出せるなら昨晩も出せよと思った。ああそういえば、なぜか朝食だけチャーハンがあって、それは子どもも食べたし良かったです。

 

ただまあ、スタッフの方も子ども連れの気遣いとかは感じたし、できる限り頑張ろうという意気込みはマジであったと思う。悪く言ってるけどそこは感じてます。ありがとうございます。ただほんと、そもそものハードウェアが対応してないなというかんじ。

 

 

3.湯楽城について

 

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色々ウワサを聞くスーパー銭湯的施設の湯楽城。

 


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エントランスのゴージャスさすげええ!

 

 


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中もダダッ広くてなんか謎の雰囲気!

 


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フォントがどうも日本っぽくないというか(流石にAndroidの安いやつの中華フォントというわけではないが)絶妙な「コントのセットっぽさ」みたいな感じがある。

 


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しかし休憩所的なところもクソ広くていいし、

 

 


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とにかく広くて、そこは良かった。ソシャディス的にもオールオッケー。

 

しかし一番の疑問は、同じ会社で経営しているハズのラディソン成田と湯楽城、当然ながらワンチームとして盛り上げていく相乗効果があって然るべきだと思うのだが、こんな一幕があった。

15時にホテルにチェックインし、夕食までプールに入ろうと思ったが子どもの足が付くプールじゃなかったのでプールは辞めてひとっ風呂行ってからにしようと湯楽城に入ろうとしたところ、こういう制限があった。

・ホテルにセットの無料チケットは当然タオル、館内着が付いてくる。

・宿泊者は再入場もできる

・しかし、再入場時はタオルも館内着も貸さないのでタオルを部屋から持ってきてくれ

・館内着も無いので私服でどうぞ。有料ならもう一度貸します。

 

湯楽城、少し変わった作りになっていて、更衣室が2段階に分かれている。服から浴衣に着替える更衣室と、浴衣(または服)から裸になる更衣室だ。流れは下記の①の導線である。

 

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これが2回目の人は②になる。これはハッキリいうがケチが過ぎる。2回目にもタオルと館内着は出すべきだ。

ラディソンに泊まる人は食事の前と後に来るか、食事の後だけに来るかの2パターンしか無いと思う。せいぜい2回がマックスだ。5回も6回もというのはありえない。

そして経営の都合で1回なのだ、というならまだいい。まだいいが、うちの場合「1回めの入浴は時間の都合でサクっと行き、2回めはゆっくりしたいので、館内着を借りるのは2回めに来たときに欲しい」と言ったら、それはNGなのだという。「ホテル宿泊者は何回でも再入場できるのに、館内着レンタルは1回め限定」という意味不明の制約は取っ払うべきだ。1回めは無料チケットを出す、2回めはホテルの鍵を出す、なので、別にそれを逆にすればいいだけなのに、なぜかそこは頑なにNGを食らった。ルールなのはわかったが、これはルールを変えるべきであろう。

他にも色々あるぞ!

・あと、スタッフの態度がこちらの癒やし度合いとは反比例に、閉店に近づくにつれて疲れて悪くなっていくのが面白かった。16時頃は丁寧だった人が21時頃にはかなりぶっきらぼうになっていた。お疲れさまなのだけどどうか表には出さないでいただきたく。わかるけどさ。

・それから根本的な問題というか、「傘をどうするか」という発想がそもそも無いのがちょっと逆に笑っちゃうほど面白かった。傘立ても無いし、傘預かりも無いし、傘袋はあるが傘袋ゴミ箱が無い、みたいな。多分ツアーバスでドドドッと中国人とか来てドドドッと帰ることしか想定してないんだろうなという。おかげで更衣室(風呂の手前)まであの和風のゾーンも含めて傘持って行ってロッカーの上に傘置いたからね。

・風呂も洗い場とか更衣室とか広くてそこは素晴らしいが、湯船のバリエーションが全部ただのお湯というのがつまらない。ジェットバスはもう後付けは大変だと思うので、温泉直送とかせめて入浴剤とかさ。木クズの網を浮かせて「檜風呂」はねえだろうよ檜のダシも限界があるよ。

・露天風呂も葉っぱとかが落ちまくってて萎えた。

・サウナは設備的には普通。ロウリュ用にポリバケツとヒシャクがあったのは笑ったが、もうちょっと雰囲気のあるやつ買ってほしい。あとロウリュするルールを決めたほうがいいかも。みんな遠慮して石にかけられなかった。

・誰かのアドバイスがあったのか、尻に敷く使い捨てタオルが沢山置いてあったのはよかった。関西式のサウナに学んだんですかね。ただこれもストックを切らすシーンがしばしばあって、客が少ないとはいえもうちょっとスタッフもちょいちょい巡回すべきとは思った。

・ととのい休憩用のイスやベンチ付近、それから水風呂に桶が無かった。これでサウナー呼ぼうとかナメてんのかと言われても仕方ないよ。(え、なんで桶がいるんですか?とか言ってたらシバいてやってくださいね「サ旅」関係者の皆様)。

・全体的に、普通のスーパー銭湯に何回か研修に行って、導線とかサービスを試しに学んでみては?という印象。全体的にこなれていない。またサウナイベントとかをするのであれば、そもそもサウナーに対しての「理解」が圧倒的に足りない。元々の通り、インバウンド客向けであればそんなに問題にならないことだが、それこそサウナーを呼ぼうなんていうつもりであれば、これではダメ。色々ダメ。方向転換するなら今です。今日のイベントのように、ぬる湯を全部水風呂にするくらいの覚悟が必要でしょう。

 

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なお噴水ショーは面白かった。ときどき観客のほう目掛けて水が来るので(しぶきのレベルではなくてモロに狙ってくる)注意だ。

 

 

 

4.イベントについて

 

湯楽城貸し切り(というか、元々営業時間外の時間に入れてもらえるというのが正確かも)イベントは、手作り感満載ではあるが我が家としてはとても満足している。ただ、「サ旅」を冠するのであればきっとご不満の方もいるだろうな、というのは感じた。というか、「カップル・友人同士のサウナ好き」と「ファミリー」って同じ客としてターゲットするのってどうなのかしら。私は確かにサウナ好きでありファミリーの客なのでメインターゲットではあるのだけど、湯楽城自体のサウナおよび風呂にサウナーを満足させるほどの設備的魅力に欠けるので、遠路はるばるやってきたサウナーの若い人なんかは結構ガッカリしたのではないだろうか。

あとアウフグース時は行列もできていて、自分はサウナメインの人に譲ろうと思って遠慮してアウフグースやってないほうのサウナに入っていた。アレも希望者全員ちゃんと食らったのかわからないけど、できていたらいいですね。

 

そもそも、男女水着混成でサウナおよび風呂というのはなかなか良くて、うちも家族で広い風呂に入る機会というのはレアでそれ自体だけで楽しめた。女性と同じサウナに入るのもなんか珍しい光景というか、いつもビチョビチョの全裸ジジイに囲まれているのがサウナの日常なので非日常感がとても良かった。結局家族で2時間近く入っていたので我が家としては本当にありがとうな感じです。

普段は小学生以下禁止なサウナも、なんとなく子どもも入れればOKっぽかったので息子も初サウナ体験できたのは良かった。

ただ繰り返しだけど、これは「ファミリー限定」にすべきイベントであり、「サ旅」を冠してはダメだったと思う。カップルで来たサウナーの人は、サウナは思ったより普通だし、家族連れはうるせえし(と、思うでしょうきっと。ホテル三日月とか家族連れメインのホテルだとコレの比ではないけど)、縁日とか興味ないし、でウチ以上に不満モリモリだったことは想像に難くない。

 

ちなみに縁日は、


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子どもたちは楽しんでましたよ。これはスタッフの皆様の努力が伝わった。慣れないのもわかるし。ヨーヨー釣りのプールが水漏れしてて大変そうだった。

 

 

あと、今回のイベントならではの導線の謎感が出たので今後の改善点にしていただきたく。

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風呂が男女共通になったので、男女が裸になれる場所が「最初の更衣室のみ」になるんだけど、そうなると飲食・縁日スペースを浴衣の下に水着を着て行くことになり、そこまではまだいいけど、帰りは濡れたまま更衣室まで戻るハメになりこれが誰も嬉しくない。濡れてる側も浴衣を上に羽織って浴衣を捨てる(もう服に着替える必要がある)しかないから以降は浴衣を諦めなくちゃならないし、濡れたまま飲食・縁日スペースを歩くから床とか濡らしてしまうかもしれない。

解決法としては風呂の手前の更衣室を通路と更衣スペースをカーテン等で仕切る」くらいしか思いつかないけど、女性が万が一覗かれる怖さを考えるとこれも難しいかもしれない。これは湯楽城の作りの問題でもあるけど、改善できるといいですね。

 

5.総評

・我が家は不満もありつつ楽しめた

・特に混浴水着風呂企画は最高だった。これはまた別の機会に企画してほしい。

・ただ、同じ価格、同じ内容ならもう勘弁だし、他人には勧めない。

・サウナーの非ファミリー客が一番かわいそうだったと思う。混ぜちゃだめ。

・ホテルの質が悪いので、何なら日帰りイベントでもいいと思う。

 

こんなところです。改善点に活かしていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。