5歳になりたての娘は絵がけっこう上手い。
自画像だそうだ。上手い。息子が5歳のときここまで描けなかった、というか描ける対象が電車とか車とかはあったけど人間がここまでは描けなかった気がする。要するにリソースの配分の違いというかスキルセットの違いというか、なーんにも押し付けていないし性差はあれど元ネタの遺伝子の差はないはずなのに色々違ってくるのは何回も書いているけど本当に面白い。
今週に入って息子はちょっと咳喘息気味で調子が悪いのだが、こういう体の不調も親の特性のどちらかを引き継いでいるのがだんだんと分かってきてそういうのも興味深い。具体的には、私の特性に近いのは娘、妻の特性に近いのが息子で、血液型はその組み合わせで同じである（これは関係あるのかな？）。体の弱い部分で言うと娘は私と同じくどうやらお腹の調子があまり良くないことが多く、下痢気味だったり最近は便秘気味だったり、ノーマルな便がどうも出にくい。なのでおそらくもう少し大きくなったら私と同じく頭痛持ちになるだろうし、多分目も悪くなる。あとは隠し要素で心臓が心配かもしれない（私の父が心臓を悪くしたことがあり、このあたりも懸念）。
いっぽう妻の特性によく似ている息子の場合は妻と同じく気管が弱いのだろう（妻はよく咳をしたりマイコプラズマ肺炎になったりしている）し、腸よりは胃が弱いタイプで、ゲロを吐いたり調子を崩すと食べられなくなったりするほうだと思われる。実際子どもはそもそもでよく吐くけど、それでも娘より息子のほうが圧倒的にゲロを吐く回数が多かった。調子を悪くしたらどこに来る子なのか、というのをわかっておくと備えやすい。娘はよく下痢になって4歳くらいまで寝グソもしたりしたので、オムツを二重にしたりシートを敷いたりとかもした。息子は一度もそんなことなかったのに。
あと性格もその組み合わせで引き継いでいる感はアリアリと感じて、娘は一瞬の集中力は凄いけどすぐ怒るし細かいことにこだわる。息子は優しさと気弱の表裏一体がいいところでも気になるところでもある。決めつけたり押し付けたりするつもりはないが、特性とスキルセットをある程度前提においた上で色々対応すると捗る気がしている。
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『シン・ウルトラマン』の2回めを見に行った。
IMAXでもう一度見たかったところで、息子が見ると行ってくれたので連れて行くという口実ができた。でも普通のと両方見た上で言えるのはIMAXである必要は特に感じなかった。まあそれでもやっぱりこの作品はケチのつけどころはあるけど基本的に気に入って好きな映画だ。
息子もやはりドラマ部分はよくわからなかったようだが、それでも面白かったと言ってくれた。今はそれで十分だ。私たちもガンダムやウルトラマンのドラマ部分なんか全然わからないままに見ていたが、それでも好きだ面白いかっこいいという感情は残っていたし、それが今につながっている。どこまでハマるかはわからないけど、少しでもそういう面白かったとかかっこよかったみたいな印象が刻まれていれば大成功ではないか。駄作だなんだみたいに批判している人もいたしそれはそれで良いんだけど、私の中では息子が面白いと言ってくれたので80点から100点に格上げです。しかしね、つまんねえ特撮というのは鎧武のサッカー大作戦とかスーパーヒーロー大戦Zとかを言うのだ。そういうのを見て鍛えてきてからもう一回言ってほしいね。うん。
ところで、たまたまペーパークラフトで街を作っていた息子、そこにウルトラマンとか立たせたり、トミカやレゴを置くと街並みのジオラマになるよとアドバイスしてみたところ色々と試行錯誤を始めている。
ジオラマというほどのリアリティはないしありあわせだしスケールも全然合ってないけど、ミニフィグを街の人として持ってきたりペーパークラフトで作れない高架をレゴで作ってそこにトミカを置いたり、なかなかの工夫が見られて楽しい。先日まで妻がトミカを「全然遊んでないから」という理由で捨てる気満々だったので止めたのだけど、そういうのは良くない。「遊ばないけど持っている」という状態が実はいかに大事なのかは、もっと親は理解すべきだと思う。突然こんなふうに活用されたりするのですよ。
「散らかってる」のではなくて「子どもなりに配置している」可能性を考えるのが良い親です。でもマジでただ散らかしてる可能性もあるので片付けもちゃんと教えましょう。
というわけで禍威獣も買わされました。あとなぜかシン・ゴジラも。最初はゴメスのソフビ買ってあげようとしたらこっちがいい、と。ゴメスも同じようなものじゃん！（違います）
でもこれでまたジオラマを色々いじったりカメラで撮ろうとしたりしててなんともいい感じ。ダラダラとカスみたいなYouTube見続けるよりもそういうクリエイティブな遊びをしてくれると嬉しくなるよ。
