赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20190503

2日は娘の2歳の誕生日だった。狙ったわけではないが結果的に旅行に重複したという感じ。娘は機嫌を損ねるとなかなか手に負えない、要はぼくに似ているタイプなのだが、今日はほぼ終始機嫌が良かった。夕方、何かに怒った娘が5歳の息子の作っていたブロックを破壊して息子を泣かせていた。泣かされたものの、それでも妹に手を出したりしない兄は我が息子ながら本当にいいやつだ。そして娘の気の強さ。キモい男のキンタマはガンガン蹴っていくよう教えよう。

 


娘はこの1週間くらいで急にコトバの理解や発話、あるいは表情などが豊かになってきて、あっレベルアップのファンファーレが鳴ったんだなと感じる。もともと息子のときより早い時期から喋ったりコトバの理解が始まり(一般的に女の子のほうが早くしゃべり出す傾向があるとのこと)、歌や踊りも大好きなので見ていて本当に可愛い。ただ息子のほうがどうしても自分とは一緒にでかけたり遊んだりしやすいし、彼の望む行動を取りやすいので普段は息子と過ごすことの方が多い。

(うちの家庭の場合夫婦はよく別行動を取っていて、子供たちは入れ替えでどちらかがどちらかを担当するというパターンが多く、たまにどちらかが一人である必要がある場合は二人面倒を見るという感じだ)

 


ところで今日はホテル連泊日なのでめちゃめちゃヒマである。ヒマこそ文化の萌芽、ヒマこそ人類の宝ではあるが、そういう日を作るのは大人になると案外怖かったりもする。大人よ、ヒマであれ。

とはいえゴロゴロしていてもつまらないので、温泉街を適当に散歩したり共同浴場に入ったりした。午前中は息子と散歩してひとつ共同浴場に入ったが、この温泉地は全体的に湯温が高く、子供には辛く(というか大人でもきつい)可哀想だった。共同浴場の便所がボットン式で、生まれて初めてのボットンに腰が引ける息子を励ましながらオシッコをさせた。経験が人を強くする。これでもう息子もボットンでも大丈夫。多分。

 


お湯が上記の通りなので、午後はひとりで小一時間ほど温泉街を散策した。散歩がライフラークみたいなものなのでGWなのに静かに寂れた温泉地は良い。潰れた旅館の廃墟などを眺めたり、トマソンを眺めたり、「これTwitter映えするかしら」などという下心を持ちつつの変わった看板などを撮ったり。家族旅行であってもこういう一人の時間は少しだけ頂くことにしている。

 


共同浴場にも更にふたつほど入った。地元民しかいないような地味なところがとても好きだ。ここのお湯は軒並み45℃越えで、入り方としてはお湯でサッと身体をシャブシャブするのが精々である。地元の方は割と平気で入っている中、観光客はアチッアチッ押すなよ押すなよと皆が熱湯コマーシャルの上島竜平状態。そんな感じなので必然的に観光客間や地元民の方とのコミュニケーションが生まれるのが楽しかった。人はお湯が熱すぎると笑ってしまう。「無理っすよこれ~」「お父さん平気なんですか」のようにお湯の熱さで会話が弾む。婚活パーティーもめちゃめちゃ熱いお湯の混浴とかでやるといいと思う。

 


夕方、息子は浴場でスリッパを間違えて持って行かれたらしく、それがショックでまた泣いていた。先日保育園で靴を間違えて持って行かれたばかりということもあるが、自分のものと思っていたのが盗られるのはショックだろう。スリッパは誰のとか無いけどね…。

 


で、餅つきに続きこれまたホテルのイベントであった宝探しをさせて褒め殺したところ「大いなる神秘の謎を自分で解いた」という自信が付き「でもボクは宝探しできたからね」とプライドが回復し、スリッパの件ももう大丈夫と言っていた。マジで大規模ホテルの子供受けノウハウ、侮れない。

 


夜はささやかながら誕生日ケーキを用意してもらって娘のお祝い。娘が精一杯、ブーッブーッとツバをぶっかけながらロウソクを消したケーキを皆で堪能した。

 

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暇な観光地あるある:暇すぎて、どこの誰なんだかわからねえ「旧◯◯邸」みたいなお屋敷を見学しがち。