赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20210501/クラム・ハンティング

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潮干狩りをした。もっとこう、牧歌的な遊びかと思っていたら家族で5000円取られた。仕方ないけど心の中でタダに近いもんなんじゃないかなと無意識でナメていたというのは否定できない。これはまさに「ひと狩り行こうぜ(貝を)」のテーマパークと捉えたら極めて妥当な金額なのだ。

他の客もいたけど規模が規模なので密感は皆無。ルール決めのほうの人はまさに最大公約数を狙った言い方しかしない、というかできないので家にいろ遠出すなというけども、その本質を考えれば都内のホームセンターに電車で買い物にいくのと車で潮干狩りに行くのとどっちがリスクが高いかは誰でもわかる話だ。むしろ車のナンバーを見て石を投げてくる学級委員的思考しかできないマッスグ君の存在が怖い。もし法律で毎日ウンコ食え法が成立したらなんの疑問も無く食べるタイプ、結構あちこちにいるから恐ろしいんだよな。


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装備を借りれるのだけど子ども用のプラ製熊手のみをチョイスしたら一瞬レンタル屋のババアが「えっマジかよ」みたいな顔をした。金属製熊手持っていかないのか?みたいな(レンタル代は倍違う)。これは相当ヌルいというかミスチョイスなのか?と困惑したが、こっちは別に子どもたちが楽しめばそれでいいので子ども用のみとした。貝をキープする網も借りた(というか買い切り制だった)がこれも一番小さいものにしたらそれでいいの?みたいな感じを出してきた。

この理由はその後すぐにわかって、この潮干狩り場、意外にガチ勢が来ていて、家族連れでも常連くさい感じの人が結構いた。マイ熊手、マイバケツは当然、麦わら帽子、長靴やクロックス、ハンティング作業時用のイス、といった「本気度」である。こっちは裸足、網も熊手もカス、服装も普段着(子どもは汚れてもいいように水着!)、と明らかにトーシローのムーブをカマしてしまった次第。「あいつ死ぬな…」と何人から思われたかもしれない。

実際、裸足はちょっと良くない予感はあって、子どもたちもケガはしなかったがトンガった三角の巻き貝みたいなやつがマキビシみたいに鋭かったり、死んだアサリの割れた貝も危険を感じた。

 

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こういうのもたまにいたりして不用意に踏んだら大変だ。

 

潮干狩り自体は息子は普通に楽しんで、娘は少ししたら件の三角の巻き貝が「ウンチみたいで怖い」といって戦意喪失してしまったので早々に退散、3歳だからタダだったのはまだいいけど速攻で付き添い退場した妻の入場料1800円に想いを馳せた。子どもは「せっかく金払ったんだからもう少し」とかみたいな理論通用しないので残酷である。特に娘くらいの年齢だと、プリキュアの映画見たいというから連れて行ったら開始2分で暗くて怖いから出るとか平気で言い出すタイプなので、そういうリスクのあるところには本当に聞き分けられる頃になるまで連れて行かないつもりだ。潮干狩りもダメだったかーと。

 

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にしても人生の体験としては子どもたちも十分「わかった」と思うのでその目的は達した。息子と小さい網いっぱいには取ったが、持ち帰ることはできないので(このまま帰宅するわけではなかったので)これをまとめて会場のとある場所に埋めてきた。後から来たハンターがもし見つけたら大当たりの場所である。この世のすべてを置いてきた!的にゴールドロジャーの気分で潮干狩り場を後にした。ガチ勢の人どうか見つけて下さい。