アイモカワラズでクレゲな日々である。
だいたい週に2、3回はプレイするタイミングを作るように身体が勝手に動いていて、金曜か土曜の夜は車で郊外まで遠征している。できるだけ普段の生活時間は普通に自宅での暮らしを維持するために考えた結果、大抵のゲーセンは0時まで営業しているので夜に出かけて0時までプレイ、その後1〜2時くらいに帰宅、というルーチンがベストになってそんな週末になっている。終末かもしれない。週末。
郊外でクレゲユーザーに「取れる」と評判の高いゲーセンは、川越、川崎、浦和、千葉の習志野あたりにある。いずれも自宅から深夜で渋滞が無いと車で40分〜1時間程度と、電車ででかける感覚よりもむしろ近い感じがする。川越なんて車持ってないと西武新宿からレッドアローとか乗る「プチ旅行」レベルに考えてたけどね……。
行き帰りはだいたいradikoでラジオを聴きながら運転していてヒマしない。週末のいい一人の気分転換の時間になっていると感じている。オモコロのラジオはいつでも聴けるので自宅の家事などのときに取っておいてあり、車の場合は最近は伊集院光、あとは爆笑問題、オードリー、ハライチあたりを聴くことが多い。伊集院光もいっときはなんか老害感がすごくて聴けなかったが最近は落ち着いたのかまた面白く聴ける感じになっている。
クレゲをしているときは孤独だけど一人で盛り上がったりキレたりドキドキしたり、思考したり神頼みしたりと感情の起伏が激しい。毎週川越に通っていたり、自宅から近い一番の行きつけ店に行っていると、いわゆる常連の顔を自然と覚えてくる。向こうももしかしたら「いつもいるな」と思っているかもしれない。特に川越は拠点にしているクレーンゲーム系YouTuberが数多くいて、実際に撮影にも何度も出くわしている。
「さ、それでは●●を取っていこうと思います…」とiPhoneで動画を撮りながら大げさな喋りで数回やり、失敗した結果店員さんを呼んで景品を初期状態に戻してもらい、「さ、それでは●●を取っていこうと思います…」と先ほどの数手を無かったことにしてTake2を始めたりしててズルいな〜とか思ったりした。まあそんなもんだよな。
ちなみにその川越が取れるとかそういうのはある程度相対的な話であり、事実取れると個人的にも思うが、なんというか都内のGiGOとかタイトーとかとは同じクレゲであってクレゲでない、違う競技のような感じ。ソフトテニスと公式テニスみたいな?
自分の中ではフィギュアひとつが1000円未満で取れたら及第点、500円以下で取れたら御の字という感じだが、郊外店だとたまにワンパン(100円)で取れたりすることもあってメルカリ販売には有り難いがゲーム性としてはどうなんだというのもあり難しいところだ。自分としては簡単すぎてもどうなのかと思っており、「実力に応じてミスなく進めたら確実に取れるし、かつ手数が減らせる」設定が一番良いと思っている。運要素やどう考えてもほぼ詰むような設定は悪である。
クレゲの話はあらためてハイエナズクラブの記事にしたいとは思っているが、正直これに興味のある人は大していないだろうし、自分も特にそこにある程度たまったノウハウをぶつけた後は語り続けられることも無い。他人からしたらつまらない話であり、つまらない人間になったと思う。パチンコばっかりしているような人間を基本的に自分はつまんない人間ですねと見下しているが、それと大して変わらないところにまで行ったなと思う。ただ、パチンコは知らないけどクレゲはクレゲで結構奥深いところもあるし、クレゲYouTuberによってはいい話とか素晴らしい考えとか役立つテクニックを持ってたりとかという人もいるので、どんなジャンルにもカスもいれば面白い人もいるんだよなあということを思ったりしている。自分もクレゲYouTuberになろうかなとか少し思ったりもしたが、今の所ひとに何かを伝えられるほどの技術も実績もないので無理かなという感覚でいる。ちなみにトップのクレゲYouTuberでも登録者数は40万人程度、2万人程度でも十分大手の位置付けになるかなり狭いジャンルでもある。
相変わらず散歩も好きだが相対的に今は時間を割かない状況である。散歩クラスターは無限の散歩道で色々なものを色々な視点で見つけて拾って紹介して、それが面白かったりするのだが、今の自分はそんな時間があったらゲーセンに行きたいと思っているので終わっている。
こんな道も大好物なのにサクサクとゲーセンに急いで軽く1、2枚写真撮って終わってるからね。どうしようもない。
あと、クレゲをしていると脳汁の作用なのか腹が減らないので健康にもよろしい。そのかわりご当地グルメとか変わった美味しい店とかを探す気持ちが起きない。クレゲの日の食事は早くて安けりゃいい、みたいにかなりテキトーになっている。
でもそのうちクレゲも確実に飽きるとも思っていて、実際のめり込んでいた喫茶店巡りとかも普通に飽きてるし、基本的に自分はなんでも飽きる人間なので飽きると思う。ただ、飽きたあとでも「その世界を結構知った」ノウハウや知識経験は残るので無駄ではないとも思うし、何かのきっかけで復活することも全然あるのでそれはそれでいいと思っている。
いらねーフィギュアを取りまくっているのでメルカリでフィギュア配りおじさんになっている。部屋がやばい。