赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20200815/ジブリ童貞を捨てた

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オリオンのおつまみの別のやつをみつけて買った。


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ダイエット経験者あるある「しっかりカロリーの表示は見る」をするが、こんな小袋で594kcal!?!?!?!?とビビってしまった。

よく見ると「100gあたり」で内容量が13g。このひと袋で言えばだいたい60kcalくらいだろうか。いやーびっくりした。ていうかここの表記を100gあたりにして内容量が300gあってヘルシーな食べ物かと思ったら実は超ハイカロリー!みたいなダマしかたがありがちだけど、その逆をいっちゃってる感じ、いかにも沖縄の会社のセンスって感じでかわいい。 

 

 

 

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ジブリチャンネルこと日テレは本当は毎週ジブリを流したいのだろうけどギリギリまで抑えてる感が伝わってくるわけですが、もう何十回目かわからないトトロのテレビ放送があったので、ついに見ましたよ。トトロ。ジブリを!

ジブリとディズニーの映画は全然見てこなかった人間なのである意味それを誇るくらいの感じだったのだけど、しかしかまいたちの漫才のネタになるくらいそういう人もまた割と多いのだろう。ちなみにディズニー映画は『カーズ2』のテレビ録画を息子がよく見ていたので非童貞。でもこれも子ができてからの話だなあ。

 

ジブリ童貞というと、偶然なのだけど宮川サトシさんもまた40からジブリ童貞を捨てていくという連載をされている。

goetheweb.jp

残念だけどネタバレになるのでこの連載は読んでいない。が!

トトロは見たので上記リンクのレビューは読みました!!!!

(わかるわ〜〜〜過ぎて引きずられそうだから自分の感想書いてから読めばよかった…)

 

あっ、ちなみにネタバレありなのでもし今の時点で私と同じようにジブリ童貞であり、またそれを守りたいという方はここで閲覧をおやめください。でも流石にもう普通にネタバレ解禁でいい作品ですよね。というか「今もうネタバレが許されている映画」とそうじゃない映画の境目って調査したら面白いかもね。時代とどれだけの人が見たかの相関なのだろうけど、ガッツリ調査をしたらきっとどこかで「ネタバレアリポイント」が見つかるのかもしれない。誰か大学の卒論かおもしろウェブ記事でやりません?

ああ話がそれました。

 

 

 

 

『となりのトトロ』感想

・都市伝説的な「メイは死んでる」説が見る前からアタマにまずあるので、ちょっとそういう目線が入る。よくない。やっぱり作品と同時代を生きる人間は基本的になるべく(名作であるほど)とっとと見ておくのが良いかもしれない。

 

・最初と最後のスタッフロールが「あれ?テレビアニメみたいなやつじゃん!」と逆に新鮮(最近の映画っぽくない)。そして超聴いたことのある歌とBGMがでてきていちいちビックリする。

 

www.youtube.com

これとか作中で急に流れるとテンション違わない?無理やり使おうとしてない?とは思ったけど、音楽の授業でリコーダーかなにかでやったような…という記憶も相まって、まさに童貞ならではの感動があった。

 

・ついつい視聴しながら「トトロ お母さん 病気」でググるなどしてしまう。明確には語られないけど結核説。なるほど。

 

・小さいトトロと中くらいのトトロがいる、という初めての知識。いやなんとなく見ていない人間に対してもどこかで提示されていたような気もするが、いわゆるトトロのデフォルメキャラなのだと思っていた。そういう小・中のトトロも「いる」というのがまた自分の認識と違っていたのでそれも驚き。

 

・若い頃に見たらメイちゃんにはきっとイライラしただろうな。でもまさに3歳の娘がいる今見ると、こういうワガママな物言いも全然理解できるしかわいいなと思う。むしろサツキのほうが良い子すぎてリアリティが無い(泣いちゃうシーンもあるけど、やっぱりフィクションのご都合という流れに見えてしまう)。なので今の私としてはメイちゃん推しです。メイちゃんは4歳を実にリアルにやっているのがすごい(もちろん性格によるし、めちゃめちゃ遠くに勝手に行くとかも無理はあるけど)。子育て経験しているとどうしてもフィクションの幼児の雑な動きが気になるのだけど、メイちゃんはかなり細かい一挙手一投足が幼児っぽくてよかった。比較するのもあれだけどクレヨンしんちゃんの幼稚園児たちって相当すごいよ。一人ででかけて買い物して留守番までして。戦後くらいなら当たり前なのかもだけど今の幼児には無理だよ。

ワガママいってサツキの小学校に来るシーンの表情も良かった。あの怒り顔で涙をツツーっとやるの、うちの娘もやります。

 

・超有名な傘を指してバスを待つシーンも「ああ!これだ!」サイドの感動。作品の断片がどこかで(テレビとかジャケット画像とかで)提示済みで

「ああ、"あの"シーンね」の感想か、逆にその断片を知っていてからの「ああ、"この"シーンね」の感想。どちらで入っていくかでまた感動も変わるだろうし、やっぱり作品公開からどれくらい経ってから見るかによって全然変わるものよね。時代背景もあるし。そうなると、真に公正なレビューなどというのは不可能という結論になるわけです。なのでどんな感想だってあって良いし、逆にどんな感想だって絶対的「正」なことはあり得ないわけです。

 

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自分はこのピエール瀧体操36歳のやつ!というサイドの感想でしたね。

 

・メイが迷子になるところからの見つかるまで、これが現代の映画だともっと引っ張ったりアレコレと面倒なことやギリギリのことが起きがちなんだけど、このくらいで見つかってよかったと思う。そういうのにもう疲れてるので……。あとまさにサンダルが落ちているシーンを援用してメイ死亡説があったらしいけど、明確に違うサンダルだとサツキも言ってるし何が死亡説につながるのか全然わからん。

 

・私の大学時代のサークルで「ネコバスのドアが開く音のマネ」が得意だという女がいた。元ネタを聴いたことが無かったのでそれを披露されてもフーンでしかなかったのだが、その原音を初めて聴いた感想、「似てないな」。

 

・最後はあれ、これで終わり? くらいアッサリと、しかもトトロ自体は活躍してねえじゃん!という肩透かしを食らってしまった。もうひと騒動くらいあるのが現代チックな映画なのかもだが、これも疲れた現代人にはむしろ良いのかもしれない。肩透かし感はあれど、かといって不満は別にない。最近の映画は「衝撃の結末」とか「予測不能な結末」みたいのにコダワリすぎているのではないだろうか。むしろあと30分続くと思わせるところに急にハッピーエンドになったほうがよほど「衝撃の結末」とか「予測不能な結末」なのでは。トトロとしてもエンディング曲の挿絵でハッピーエンドを垣間見れているしとても良いじゃないですか。

 

・感想としては、やっぱり名作と言われるだけあって面白いし、楽しく見れた。ただそれはどちらかというと私の感性が丸くなったというか度量が大きくなったというか、これ少なくとも20代の私が見たら絶対めちゃめちゃけなして「こんなの見るならパトレイバーを見ろ」とか言っていたと思う(なおパトレイバーは今でも面白いし激オススメです)。そういう意味ではまだまだジブリ作品童貞を残している、という楽しみの駒を持っている私の人生はハッピーかもしれない。わはは。

 

・思ったより早く感じたのは面白かったから?と思ったが調べたら本当に尺が短い作品だった……。なんだよ。っていうか映画って長すぎるの多いから90分くらいでいいんじゃないですか?マジで。