桃である。弟夫婦が手土産にくれたので食べている。これが美味しいのだ。
なんかきったねえ剥き方になってしまった。これでも息子は美味しい美味しいとたくさん食べてくれた。
で、剥き方や食べ方などを様々ググっていった結果、「そのまんまかぶり付くのが一番美味い」という情報にあたり、なんか切っているときにジュクジュクどんどん汁が出ていってる哀しさがあったのでこれが正解な気がしてきて試すことにした。小籠包だって中の汁が出切ったもの食べたらただの薄味餃子じゃないですか。やっぱり桃の瑞々しさをそのままいただく食べ方がベストなのでは?と思ったのだ。
食べ方は至ってシンプル。水を流しながら優しく洗い、産毛の感じを取る。それだけ。
かぶり付くときはなんかベルベットの高級アクセサリーが入ったハコのような質感を感じてしまうが、ソレは無視してかじりつく!
うっ……
ンマーイ!!!!
やっぱりそうだった。この食べ方が正解。あとは皮が気になれば手で適当に剥きながら食べればいい。桃は切ってはダメだった。これが真理。なんか本能に従ってむしゃぶりついている感じもいい。ワイルドというか、エロいというか。タバコよりこっち吸うわ(当たり前)。
つーかマイベストフルーツランキングで急上昇だな桃。今までは柿、梨、「せとか」などのウマみかんシリーズ、あたりが上位だったが、なんならベストフルーツ第一位が桃になったかもしれん。群馬の桃なので桃の名産地の桃だと更に美味かったりするのだろうか。うーん、本気の桃をまた買ってみたくなった。
というかこういうのでよく思うのは、その食べ物の真価を知らないでウダウダ言ってる自分がいるのではないか、という懸念というか恐怖というか、みたいなことをいっつも意識する。音楽とかエンタメとかもそうだし、なんなら対人関係だってそうだ。桃だって今までウリみたいなコリコリしたやつくらいしか知らずに対して好きじゃないな、みたいに思っていたのだけど、この良い桃を丸かぶり、で桃の概念が一気に変わった。桃ウメエよ。好きだよ。