仕事でたまに大阪に出張していて、そのついでの時間が取れる場合は自腹で延泊もしくは前乗り泊をしている。関西のファンに会いたい気持ちもあるがご時世柄つい遠慮してしまう。でもぜひ誘ってください。
とりあえず今回見たかったものはこれ。
ゆっくりしていってね!! (しません)
大阪に来たらだいたいほぼ毎回歩く西成の例の界隈だが、もう数年前からこのあたりは中国人の若い女がいるカラオケ居酒屋ばかりになりつつあって、街の変化がこういう方向に、というのはよそ者ながら少し思うところがあったりなかったりする。
そのパターンの店のひとつなのだろうが、単純にチョイスが面白いので頑張ってほしい。カラオケしないし中国とかフィリピンの若い女よりはババアと話がしたいのでこの手の店に入る気は一切ないです。
最近一家でちいかわにハマっている。子どもたちはともかく、基本的に何も好きにならず何にも興味を持たない妻もハマっているので相当である。
自分も好きなので物量とその人気に圧倒される。いくつかお土産を買う。(原宿にある店とおそらく同レベルなのだが)
100ワニの処分品コーナーがあった。レジ行列に並びつつチェックできるすごく良い立地なのに誰も一切まったく見向きもしないあたりに祇園精舎の鐘の声を感じる。
キングオブファイターズみたいなゲームで、ちいかわや100ワニ、しかるねこ、こぐまのケーキ、貴重な棒を持つネコ、現場猫、といったTwitter発キャラを集めたバトルゲームとか出たら面白いんじゃないかと妄想する。昔同人の格闘ゲームでキャラデータを勝手に追加できるプラットフォームがあったがああいうのでできませんかね。裏ボスはおんねこで……。
お盆休みっぽい人が多いので大阪にとどまるのはやめて気分で浜松まで行ってみることにした。出張ついでシリーズだと静岡は降りた気がするが浜松は無かったと思うし、天浜線もだいぶ乗ってなかったのでちょうどいい。
浜松の駅前やその繁華街なんかも殆どもう記憶がなくて、というか当時の風景とかなり実際変わっているようだ。自分の手持ち写真や過去ツイートから確認したら以前に浜松を訪れたのは2011年らしい。
当時食べた遠州焼きの店も調べたら閉業していた。
これは2011年当時の写真。このスーパーももう無いと思う。そして10年前の自分はまだまだ若くてイケている……。
まあそれは置いといて、繁華街を歩くのが自分的な旅の醍醐味なので、風俗のキャッチにおびえながら歩く。平社員という店はあまりに気になったので翌朝も見に行くことにした。
エキサイトパブというのは要するにピンサロらしい。平社員と命名するセンスがいい。
一通り歩いて、浜松餃子の店もないし困ったので普通に居酒屋に入店。
黒はんぺんやうなぎのコロッケみたいなのもあってそれなりに地元っぽくて美味しかった。
メヒカリの天ぷら。
居酒屋で「自分以外の女から連絡がきているだろうと問い詰める女」と「まず間違いなくきてるんだけど言い方で”実質きてないのと同じ”とシラを切る男」の不毛な議論が聞こえてきて面白すぎてニヤニヤしちゃってるので、酒と料理が美味いからニヤニヤしてるフリして引き続き議論を拝聴しています。
— 赤祖父 (赤ソファ) (@akasofa) 2022年8月19日
盗み聞きというより聞こえてくる音の暴力を受けたので仕方がないのです。あんなどうでもいいことを1時間延々と言い合えるのっていいよな。
翌朝も少し繁華街を歩く。やはり朝のほうが誰も居なくていい。よく、スナックでこんな感じで「コンビ感」を出す店が少なくなく存在するのを見るがこれは仲がいいのかライバルなのか何の関係もないかどういう位置づけでやってるんだろう。そして片方がクラブ、片方がミニクラブと差をつけているのも気になる。またこのパターンだとハシゴして両方に顔を出すのが正解なのか、どちらかの派閥に属するのが正解なのか、そういうことも知らない。40過ぎてまだまだ知らない事が多い。ピンサロもチンポ舐め屋というのは知ってるが実際舐めるのってどうやるんだ。いきなり洗わずに舐めたら病気にならない?
で、浜松からは遠鉄電車に乗って浜名湖の北側を走る東海道線の迂回経路、天竜浜名湖鉄道を目指す。これもまた10年前に乗ったはず。
10年前から2chの「きさらぎ駅」の話はあったが、実はこの遠鉄のさぎの宮がモデルなんです〜、なんて話は正直最近知った。そんな話昔からあったっけな。
で、シンカリオンZやホラー映画でも最近きさらぎ駅が話題になったということで一応降りてみることにした。
うーん、住宅街のザ・普通の駅。怖さゼロ。
シンカリオンZだと雰囲気のあるような演出で描かれていたけど、マジで普通すぎる。もうちょっとこう、なんか怖くあれよ。
で、遠鉄の終点、西鹿島から天浜線に乗る。天浜線はディーゼル列車で乗ってるだけで最高にアガる。
天浜線の主要駅、天竜二俣駅はシン・エヴァのロケ地になったり、最近だとユルキャンとかいうオタクがマネしてキャンプ始めるきっかけになったアニメとかの聖地にもなっていて、で車庫見学を毎日開催中ということでその時間に合わせて訪れることにした。
時間が余っていたので雰囲気が良いと聞いていた遠江一宮駅に降りてみた。とうとおみいちのみや、簡単そうで難しい駅名ですね。しかしいい雰囲気。これぞ夏。
駅舎でそば屋が営業しているようだがまだ仕込みの時間なので食べることは叶わなかったが、ひとりでこういう駅をうろうろして写真撮ったり座ったりするだけで癒やされる。Twitterウケはまるでしないのだけど、Twitterの顔色ばかり見て活動していると気が狂うので気をつけましょう。
静岡らしく茶畑も見える。こういう車窓もまたいい。
天竜二俣駅も10年ぶりの再訪。手持ちの写真と比べるとキミもオレも年をとった。
駅から少し離れたところに、今は存在しない駅の駅名表示板がある。
こういう廃線ネタも好物なんですよね。わずか5年で廃業する鉄道会社とか最高じゃないですか。
そんな感じで時間を潰していると見学の時間になる。ユルキャンオタクと家族連れが多い。
ユルキャンのラッピング車両でサービス。ユルキャンオタク結構来てましたね。
こういうのが間近に見学できるのはうれしい。
先程ユルキャンが乗ってた転車台。これもしっかり動かしてくれるサービス精神よ。
通常は入れない場所に博物館というか保存館がある。
ガイドのおばちゃん(70歳前後っぽい)がエヴァの庵野監督がどうのこうの……と説明していたので、「○○さん(ガイドのおばちゃん)はエヴァの映画見たのですか?」と質問をしてみたら「孫に聞いたら"バーチャンには理解できないからやめとけ!"と言われて…見てません」と回答した。第三村の部分だけでも見ればいいのにと思ったが全体的には孫の言ってることが合ってると思ったので特に何も言わなかった。ちなみにユルキャンは一応録画で見たらしい。(でも天浜線が出たのは映画版のみ?よくわかりませんが…)
鉄道好きなら天浜線は一度は来たいですね。あとは沿線に鉄道駅併設の飲食店が複数あたったり、鰻屋に行ったりとか楽しみ方は結構見つかるので。
ちょうどエヴァコラボ列車が来た。ガチのエヴァファン一家が子どもにシンジとアスカとレイのコスプレをさせて写真を撮っていて、男の子が女の子に「アスカー!」と言っていたのだけどあれはコスプレ(だからアスカと呼んだわけ)じゃなくて、マジマジのマジでアスカって名前っぽい気がした。
しかしアスカ、ずっと「眼帯の女」にした理由がわからない。商業的に通常眼帯してないバージョンが出回ってるし。
浜松なのでうなぎを…とも思ったが時間もアレなので駅弁で済ませた。
この駅弁、地味だけどかなり美味いです。いろんな駅弁食べてきたけどトップ5には入る。
さて掛川である。行ったことあると思っていたが通過程度で降りて少し歩いたのは初めてっぽい。
まがりなりにも新幹線停車駅なのにこの有様にはビビった。いわゆる新幹線秘境駅の類でももうちょっと…手心というか……。
掛川駅の周りも想像以上に田舎だった。たまにイメージである程度栄えてると思いこんで宿を取ろうとして失敗するケースもある。実態見るまで鉄道の要衝という理由で米原とかもっと栄えてると勝手に思い込んでて現実見てびっくりしたりしたもんな。掛川もその地名だけは結構全国区なイメージがあったので……。
この手の看板、駅から絶妙によく見えるようにできてるんだよな。こういうタイプの看板を備えたボロビジネスホテルとかあるある。
まったく関係ないのにシルエットとフォントで連想させるシリーズ。
ネタ画像で使えそう。これをわざわざデカく作る費用ッッ!!!!
こんな感じの寄り道をしつつ出張から帰宅しています。出張帰りに一緒に飲んでくれる人も募集していますのでよろしくおねがいします。