赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20230215/理由を言え/人望/遺影

今日はなんか文句みたいなことばっかりになってしまった……。

 

 

 

クレゲで取ったフィギュアの99%は不用品(残りは自分で飾る用)なのでメルカリに放出している。メルカリの民度についてはずっと言われていることだが、あいも変わらず厳しい気持ちにさせられることも少なくない。

その厳しいコミュニケーションを強いられるケースで、その相手は「理由を言わない」「背景を説明しない」のが殆どだ。例として、

相手「明日発送可能でしょうか?」

私「なぜ? 今日発送しようと思ってたけどダメですか?」

相手「今日で良いです」

とか、

 

相手「段ボールで梱包してくれますか?」

私「なぜ? プチプチと頑丈袋で梱包してるけどどうしてもなら100円プラスでやるよ」

相手「それは不要です」

とか、そういうのが多い。

 

自分もバカじゃないので相手の本音くらいはわかる。前者はとっとと送れという意味で、後者は梱包をしっかりしろよという意味で言っているのである。しかし、それぞれ相手が言ってきていることを既に別の方法で満たしているので、それでもコダワリがあるのか?と質問をしないと何か別の意図がある可能性を捨てきれないので聞くのである。例えば前者であれば受取日の都合で敢えて今日ではなく明日が良いということかもしれないし、後者であれば家族に勘ぐられたくないから段ボールがいいなどあるかもしれない。あくまで想像した本音は(ほぼ間違いないとは思うものの)あくまで想像であり、実際の理由はわからない。ベストの対応をしたくてそれを聞きたいだけなのに、どうもそれをはぐらかす言い方しかできない人間が多すぎるなあと最近強く思うのである。きちんと理由を言え理由を。

 

子どもたちも本当はマズくて食べたくないものを「お腹いっぱい」とごまかしたり、飽きただけなのに「具合悪い」みたいに言ったり、みたいな言い方をするので、その場合は「きちんと本音を言え」と強く叱っている。子どもなりに気を遣っているのかもしれないが、前者であれば「じゃあ別の何か食べるか?」と言ってあげられなくなるし、後者であればただ帰るだけじゃなく病院に行くかみたいな話にまでなってきてしまう。要は「対処や代替案が不適切になってしまう」からだ。もちろん気遣いの「良い嘘」もあって良いが、それを出すシーンではない。なので特にそのへんの分別の付きつつある息子には、「嘘は付くな」ではなく「意味のない嘘を付くな」とよく教えている。

 

ところでメルカリで先日もこんなやりとりを見かけて戦慄した。これはキャラもののマウスとマウスパッドのセットものの質問欄なのだが(両方とも知らない人)、

 

会話のようで会話になってないのに、それで会話が成立している(ように見える)恐ろしさ。以下具体的に解説。

 

・マウスパッドは有線か無線かだけ教えて

 →マウスパッドに有線も無線もない。忖度するなら、マウスを間違えてマウスパッドと言ってるだけ。

・これはUSBマウスです。

 →USBはインターフェース規格のひとつであり、有線USBマウスも無線USBマウスも存在しているため回答になっていない。忖度するなら、無線USBマウスの存在を知らないで無線マウス=bluetoothと思い込んで、USB=有線の意味で回答している。

・光るそうです。

 →有線か無線かを聞いているのであり、光るか光らないかは聞いていない(が、デザイン上キャラが光るようになっている)。

・ありがとうございます!

 →ひとつも的確な回答をしてもらってないのに納得している怖さ。

 

でもこれに怖さを感じているのはアイティ〜屋さんの職業病なのかもしれんね。みんな実際はこれくらいの「雰囲気」で会話したほうがいいんだろうよ。イヤイヤって言ってるけど本当はイイのか本当にイヤなのかくらいはおれにだってわかるけどな!!!!

 

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どの企業も若手がすぐ辞めてしまう、とくにコロナ以降在宅勤務主流で繋がりや結束もゆるくなり……とかホワイト過ぎて成長できないから……とか、若手いなくなる問題はずっと前から自分の会社にもある。しかし辞める若手はいるが中途で入ってくる若手が全然いないのはなぜだろう。自分のような会社にいる人間にはあたかも若手人材は次々にブラックホールに飲まれて消滅しているような感覚すら抱いてしまう。新陳代謝ではなくただただ削れていく一方という感覚。

先日も同じチームの直下の若手から辞める報告を受けた。まあ以前から転職活動してるっぽい半休の入れ方とか、そもそもの仕事への志向性・方向性の違いのようなものを感じていたのであまり驚かなかった。実はその若手、雑談というか愚痴というかの流れでそんな辞めることを報告してくれたものの、逆に本来の会社のルールとして第一に報告されるべき「管理職にあたる人物」には事実上としては最後に報告になっているのであった。そしてその管理職にあたる人物は、「本来的に第一に報告されるべき人」なので「形式的に第一に報告された」テイを守るために、その管理職以外の全員が彼が辞めることを知っているのに、管理職からの発表を全員が"もう知ってるのに知らないフリをして"聞くということになった。これ、管理職の人からしたら相当にツラい現実だ。本人だけ踊らされているし、「自分以外みんな知っていることを自分だけ知らないで、自分だけ知ったと思いこんで喋る」状況というのは、バカにされているというか、客観的に見て自分がその立場にあったとしたらホラーだ。まあ要するにその辞める若手からまったく信頼されていないのだ(それがまさに辞める一因なのだが)。

でも多分、過去にそういうことってきっと自分にもあったのかもとは思ったりもする。こんな逆ドッキリみたいなシチュエーション、これがまさに「人望の無さ」が為せるものなんだなと。いやあ怖い。これは今は名ばかり管理職な自分がリアル管理職になったときに特に気を付けたい事例である。

 

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先日、北海道に住む父方の祖母が亡くなった。90歳越えでここ数年はもう施設で要介護状態だったそうで、叔母が世話をしていたそうだがここにきての大往生である。10年以上前に父方の祖父が亡くなり、その際に葬式に行ったときに会ったのが最後かもしれない。今回も葬式に行く気満々だったのに「遠いから」「コロナだから」と固辞された。実際は学会式の友人葬をやるにあたって引け目を感じていたのでは…とかちょっと思っている。祖父の葬式がゴリゴリの創価学会式友人葬だった話はブログかどっかに書いた気がします。

北海道なので滅多に会えるわけもなく、なので2008年に鉄道旅行がてらに一人で祖父母に会いに行ったのが祖父母健在で会えた最後だ。そのときに撮った写真(いちおう私、趣味が写真なんです。ここを読んで下さっている方でもご存知ない方も多いかもしれませんが……)を「遺影に使ってくれ」なんて当時ブログに上げたのだけど、父に聞いたらまさか本当に遺影に使ってくれるとは思わなかった。モノクロで撮っているので着色して使ったらしいが、父もまともに自分の両親が写っている写真が珍しいようなので気に入ってるらしく(自分の親の写真って案外無いわな)、ネガから写真を焼きたいと言われている。まさか自分のブログにアップしてまっせとも言えないので後でねと答えておいた。ああ、私フィルムカメラ使って自家現像とかやってたんです……ってことを自分で忘れていた。手順とか完全に忘れちゃったな。