赤祖父マップ

ただの日記です。

日記20200623/肉体という脆弱な容れ物よ/「貴様にそれは使いこなせない」

タイトルは中2病っぽいフレーズですが、中年の話です。

というか、昨年の日記を見てみたらまったく同じようなことを書いていて(それもほとんど覚えてなかった)ひとりで笑ってしまった。

 

akasofa.hateblo.jp

 

今年も人間ドックに行き、最も怖い胃カメラ検査は鎮静剤利用でキメました。

とにもかくにもオエーっとするのがイヤなのでよろしくおねがいします、としっかり伝えて、昨年のカルテもあるので踏襲してやってくれた様子だった。

ところで最初の点滴には鎮静剤混ざってるのだろうか?よくわからないが、点滴スタート&喉の麻酔ゼリーを口の中に溜めて5分待ち→終わったらそのまま椅子で順番を待ち→処置室に呼ばれて横になりマウスピースを噛むのがまず気持ち悪い〜〜〜〜(嘔吐反射が強くて、食べられない異物を口にくわえ込むのがまずツライのです)とマゴマゴしてたら「ハイ入れます」と多分点滴になにか鎮静剤を加え→次の瞬間は休息用の椅子で目覚める、というエヴァの知らない天井モードでした。いやあやるまでは「効かなかったらどうしよう」とか「途中で目覚めちゃったらどうしよう」とかビビりまくってたんだけど今年もいい仕事をしてくださって感謝しかない。人間ドックはずっとこの病院に通うぞ。

 

でまあ、とはいえ、ですよ。そういう微量な薬物でコロンと寝てしまうような"容れ物"ですよこの肉体っつうのはよう。容れ物っていうかもっと言えば精神や魂なるものすら薬物でどうにでもなりますよね。ちょっとの物質で狂ったり寝たりイったりしてなんか虚しくならないか。超新しいことを考え抜く天才だって物理攻撃で殴ったら終わるし、世界最強の格闘レスラーも注射1本でグニョングニョンですよ。もう。でもその"儚さ"がイイんだよねきっと。何を言ってるんだ今日は。若干の鎮静剤の「残り」を感じるからその影響かしら。これ打ちながらめちゃめちゃタイプミスしてるし。

 

 

 

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中2っぽいな、というので思い出した。

うちでは毎日、普段の水分補給用に麦茶を沸かしている。50パックとか入っている煮出し用の麦茶のモトを専用に用意しているヤカンに入れて煮出すのだ。

先日、妻が麦茶用のヤカンとして沸騰を知らせる笛のついていないオシャンティーなものを買ってきた。笛のついていないヤカンで火をかけたまま忘れて放置、とか妻はいかにもやりそうな人間で、「別途キッチンタイマーを仕掛けるから」などと言い訳しても今度はそのタイマー自体もまた忘れそうなリスクを感じるような人間なのだ。なので

「フッ…貴様にはそのヤカンは使いこなせない」

と言った。超大型の剣とか、大魔道士の杖とか、呪われし防具とかを使おうとする半端な冒険者に向かって達人気取りで言いたいセリフをですよ、まさか現代の、現実の、平凡なファミリーマンションのキッチンで言ったった!! とちょっと内心笑ってしまった。

……そして、その後妻は本当に火をかけて沸騰しまくってシューシュー吹きこぼれるまで忘れやがったのでそのヤカンは捨てて笛つきのヤカンを新たに迎えた。ヒヤリハット力が高いというのはこういうことです。

 

 

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半日の絶食後は肉!肉! と普段入らないタイプの店に入った。

 


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ステーキ・ハンバーグ・米。まあ普通ですが絶食明けの1食目って燃えませんか。